人民日報は、カザフスタンで原因不明の肺炎が発生し、中国人を含む多くの死者が出ていると報じた。
カザフスタンにある中国大使館が「6月中旬以降、カザフスタンのアティラウ州、アクティウビンスク州、シムケント市で肺炎の発病率が高まっており、現時点で500人近くが感染し、30人余りが重症である」との情報を発表した。同国では今年上半期に肺炎で1772人が、6月だけで628人が死亡しており、死者には中国人も含まれているという。また、致死率が新コロナよりもはるかに高いとしている。
そして、現地の衛生当局がこの肺炎を引き起こすウイルスについて研究を進めているものの、新コロナなのか、新コロナの変異なのか、まったく異なる肺炎ウイルスなのか現時点では特定できていないとしている。
なお、カザフスタンが公表している新コロナ感染症の報告では、死者数は上述の628人より、大幅に少ない375人が7月12日までの累計死者数として報告されている。
カザフスタン当局が意図的な数値を公表しているのか、感染死でも既往症や老衰による死因を優先してカウントしていないのか、定かではない。
中国大使館も無闇な発表はしないと思われ、ロシアの南に隣接するカザフスタンでは何かが起きているのだろう。
追、中国の内モンゴルやモンゴルではペストが発生し、死亡者も出ている。
ちなみに、
日本の致死率は4%台半ば(6月まで5%台だった)、韓国は2%台。
カザフスタンは百万人あたりで日本の20倍以上のPCR感染検査を実施している。
日本のPCR検査数はアフリカ・ケニアとほぼ同じ検査数となっている。エベレストの麓のネパールでも日本の5倍の検査数。
日本は世界の常識からはるかにかけはなれたPCR感染検査数しか実施していないが、その政治的な思惑はどこにあるのだろうか、世界の国民の七不思議になっている。医療パニックを恐れた感染症専門家会議の要求だったのか、それにしても結果、アジアの中では多くの死者を発生させている。第一波につき、検証と総括が求められる。
昨年末までに日本政府が税金を投入して購入させ日本に設置されているロシュ製全自動PCR検査機器35台だけでも24時間に計10万人以上の検査ができる。
厚労省の公表数値では重症患者数が一番多かった日は5月1日で328人に過ぎない(感染発生件数ピークの4月11日から3週間後になっている)。
マスコミが大騒ぎしたのは、大騒ぎさせたのは、医療用マスクや防護服が大幅に不足したことであり、また新コロナ指定病院でも受け入れにバラ付きが大きく、一部の新コロナ指定病院に集中し混乱したことにある。こうしたことは政治的な備蓄問題や医療行政に問題があり、本来大騒ぎする類の重症感染者数ではない。
それも政治的に感染検査基準をエベレストより高くした結果、高齢者でも重症化して入院させたため、1000人に迫る死者数(982人)を発生させ、致死率4.57%もアジア主要国では異常に高くワースト圏にある。
最初の感染者が発生したのが日本と同じ時期だったタイの感染者数は累計で3,217人、死者数は58人、致死率は1.8%、検査数は日本(4417件)の倍の8648件(百万人あたり)となっている。
スクロール→
中央アジアの新コロナ感染状況 7/12日現在
|
|
累計感染者数
|
死亡者数
|
致死率
|
カザフスタン
|
58,253
|
375
|
0.6%
|
ウズベキスタン
|
12,997
|
60
|
0.5%
|
キリギリスタン
|
10,629
|
132
|
1.2%
|
タジキスタン
|
6,552
|
55
|
0.8%
|
合計
|
88,431
|
622
|
0.7%
|