H2Aロケット42号機は、20日午前6時58分に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。同機には中東のUAE=アラブ首長国連邦が開発した火星探査機「HOPE」を搭載している。
H2Aロケットは、補助ロケットや1段目などを切り離しながら上昇を続け、打ち上げから約1時間後の午前8時前に高度430キロ余りで探査機を切り離しに成功した。
UAEの探査機は、太陽光パネルを広げると全長約8メートル、重さは1.5トンほどあり、UAEの建国50年にあたる来年、火星を回る軌道に入って大気などを観測する計画。
打ち上げを行う三菱重工は、4年前にUAEから受注して準備を進めてきたもので、三菱重工が海外から受注した人工衛星をH2Aロケットで打ち上げるのは今回で4回目。
H2Aロケット42号機は、当初は今月15日に打ち上げられる予定だったが悪天候のため、20日に延期されていた。
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