韓国の公共放送のKBSは20日、米国の対イラン経済制裁により韓国の都市銀行が凍結したイラン産原油の輸出代金について、イラン政府が償還を求め、国際訴訟の構えも示していると伝えた。
報道によると、イラン外務省のアッバス・ムサビ報道官が現地メディアとのインタビューで、「ロウハニ大統領が法的手順を進めるよう指示した」とし、「韓国を国際司法裁判所に提訴することもありえる」と警告したという。
近く駐イラン韓国大使を呼び、それでも問題が解決されなければ、債務履行訴訟を起こす考えだという。
イランが償還を求めている代金は2行で合計70億ドル(約7500億円)に上るという。韓国は2010年からイラン産の超軽質原油などを輸入し、その代金を2行の口座に入金してきた。イランは、この資金で韓国から物資を輸入していた。