中国のタカ派論客・中国国防大学戦略研究所の戴旭教授が今年3月末に講演した「中国が米国について思いもよらなかった4つのことと新しい認識10項」が、今になって中国で大きな反響を呼んでいるという。

戴氏は「中国が米国について思いもよらなかったこと」は、
第一に「思いもよらなかったこと」は、中国に対する米国の怨恨がこれほどまでに大きかったということ。
トランプ米大統領は、中国に対して少しの好感さえ持っていない。
トランプ氏は、中国を「貿易テロリスト」、「グローバル経済侵略者」、「詐欺師」、「こそ泥」、「ルール破壊者」などと呼んでいるが、これは中国が夢にも思っていなかったことだ。
米国は、現在、すべての宣伝道具を動員し、中国は罪悪が非常に多く、到底容赦できないと言いながら中国を「悪魔化」している。

第二のことは、
米国のやり方が情け容赦のない非常に手厳しいものだったということだ。米国政府の中国バッシングが少しの談判の余裕も与えず、そして電撃的に行われるとは、中国官僚や専門家のほとんどが予測できなかったと戴氏は言う。
米中貿易が密接に絡み合い、長い歳月をかけて形成されたもので、中国は米国の気が触れない限り、中国産製品に対する関税を2000億ドル(約21兆4000億円)も追加で課すわけがないと考えたが、米国は中国に対して相次いで強硬姿勢を取り、中国の予想をはるかに超えた。

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第三のことは、
中国がこのように米国から不利益を被っているにも関わらず、中国に同情や支持を示す国が一つもないという点だ。
多くの国々が米国の貿易政策に反対しながらも、これによる最大被害者である中国の味方になって反米戦線を構築しようという国はない。
中国は今まで世界各国に援助を惜しんでこなかったし、援助を受けた国々もまた中国から多くの利益を持っていったが、いざ重要な時期には中国と共に行動する国がないと突いた。

第四のことは、
中国バッシングのために米国国内が一糸乱れず統一戦線を構築した点。米国の共和党と民主党は事あるごとに対立しながらも、中国に対する政策だけは完全に統一された立場を見せている。
特に驚くのは、米議会で中国のために話をしようという政治家がたった一人もいないということだという。

このように誤った4つの考えに対する反省に基づき、中国は米国に対して10の新たな認識を持たなければなければならないと力説している。

第1に、
米国が「張子の虎」ではなく、人を取って食う「本当の虎」である点に気づかなくてはならないということだ。米国の政治家は紳士や慈善家ではなく、国と有権者のためならどんなことでもする人々であることを肝に銘じなければならない。

第2に、
米国が過ちを繰り返すだろうと考えてはいけないということ。
米国は国家策略が間違っていると思えば、すぐに180度修正する国。戴氏の比喩によれば「米国は顔を変えるスピードがページをめくるスピードよりも速い」。

第3に、
米国は理念や価値よりも利益を重視する。中国が米国に対して金儲けをしようとするときは相手の顔色も見なければならない。利益は共に分かち合うべきで、独占してはいけない。

第4に、
米国の前では絶対に「われわれが世界一」「われわれがお前を追い越す」などの話をしてはいけない。そのように思っているなら、むしろなおさら腰を低くしなければならない。

第5に、
米国は他人を責めることも厭わないという点だ。米国は同盟が多いものの、それでも円満な同盟関係維持のために自身の利益を犠牲にしたりはしない。

第6に、
米国が世界の「兄貴」である事実を認めなければならない。
感情的には受け入れにくいが、感情を事実に代えることはできない。米国が掌握している資源は中国をはるかに超える。中国としては米国が持つ技術の消化・吸収に努めなければならない。米国の技術を吸収しておきながら、これを中国の「革新」などと騒ぎ立ててはいけない。

第7に、
米国の前で「情報共有」を云々してはいけない。米国は知識財産権を特に重視する。技術を共有しようと言えばすぐに「こそ泥」だと指差されるだろう。

第8に、
米国は戦略のプロだという点だ。一度米国から「敵」という烙印を押されれば困ったことになる。米国が反テロ戦争で見せたように、すべての手段を動員して最後まで追いかけて殺そうとするからだ。

第9に、
米国選挙が国家戦略に変化をもたらすだろうと期待してはいけない。「米国を再び偉大にする」という米国の核心戦略は変わらないからだ。

最後の第10に、
米国という一つの国と最後まで戦い抜くなどと純真に考えるべきではないという点だ。米国のすべての行動はバタフライ効果を引き起こす。
米国は膨大な同盟を構築しているためだ。世界には米国と歩調を合わせる国が多い。米国が中国に300億ドル分の関税をかければ、これは国際的に600億ドル、900億ドル分の効果をあげる。
これがまさに「米国が本当に強い」ゆえんだ。

中国は米国を相手にするとき、必ず怒りではなく、理性を持って臨まなければならない。知恵と勇気で戦わなければならない。
という戴氏は主張している。

中国の米国に対する見方に限った話ではない。
弱肉強食時代、相手が弱いと見るなり、やりたい放題の習近平の中国。
弱小国にはインフラ整備を口実に借金の漬物国にして隷属させ、今やIMFなど機能しない事態に陥らせている中国。
オゾン層破壊で先進国で大幅に規制強化されたフロンガス生産、膨大な量を生産し、結果、地球温暖化を進め、地球さえも破壊し続ける中国。
中国に面と向かって何もいえない日本・ドイツ・韓国。