2014年ころTV局が健康番組で取り上げ、一大エゴマブーム(オメガ3、必須脂肪酸のリノレン酸含有)を演出した。
韓国では何故日本でブームになっているのか知らず、エゴマ農家は大喜び、作付面積を拡大させている。
それも最近再びブームになっているようだ。

令和元年3トンだったエゴマの輸入量は、令和2年はすでに7トンに達している。

厚労省・福岡検疫所が抜き打ち検査をしたところ、農薬のパクロブトラゾールが基準値を大幅に超え検出され、輸入業者に対して検査命令を発した。

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違反の内容
1.品名:生鮮エゴマ
輸入者:大一物産 株式会社
輸出者:DH SEAFOOD CO.,LTD.
届出数量及び重量:180 CT、360.00 kg
検査結果:パクロブトラゾール 0.18 ppm 検出(基準:0.01 ppm)
届出先:福岡検疫所
日本への到着年月日:令和2年6月24日
違反確定日:令和2年7月6日
措置状況:全量流通済み

2.品名:生鮮エゴマ
輸入者:大一物産 株式会社
輸出者:NEW PORT MARKET
届出数量及び重量:92 CT、184.00 kg
検査結果:パクロブトラゾール 0.05 ppm 検出(基準:0.01 ppm)
届出先:福岡検疫所
日本への到着年月日:令和2年7月16日
違反確定日:令和2年7月29日
措置状況:全量流通済み

輸入件数は、令和元年度は39件(計3トン)が、今年は4月からすでに52件(計7トン)にも及んでいる。
昨年は抜き打ち検査を1件実施、違反はなかった。しかし、今年度は輸入量が激増しており、これまでに4件実施し、上記の2件で違反が判明した。

2014年にも韓国産エゴマからトリアゾール(農薬・殺菌剤)が基準値を超過して検出され、輸入業者に全ロット検査を命じていた。

厚労省は、違反の量の農薬成分を普通に食事しても健康には問題はないとしている(=リコールの必要性はないとしたもの)>

エゴマ油には原産国表示がなされている。エゴマは福島県などでも栽培され、昔から加工味噌などにして食されている。

パクロブトラゾールは、トリアゾール系殺菌剤の一種で、植物の成長調整作用がある。土壌散布剤で根から吸収させる。

食品安全委員会によると、毒性は、主に体重増加量及び肝臓に認められた。発がん性、繁殖能に対する影響及び遺伝毒性は認められなかった。
特にこどもに問題を引き起こすようだ。成人も目に影響が出てくるなど、各種異常が見られている。

韓国で何のためにエゴマ栽培に用いているのかは不知。季節物でもなく、成長を抑制させる効果により用いているとは考えられず、何か別の理由があるのだろう。
土壌散布では長年土壌に蓄積され、根から吸収されることになる。