今後、財政難からこれまでのようなイケイケドンドン型の公共投資は減り、防災対策など必需投資が増加するものと見られる。同社の防災工事の実績はどうだろうか。
防災工事はこれまで地元企業に発注がかかるケースが多いが、治水やダムなどの大型工事は改修工事も含め大手ゼネコン領域となる。
セグメント別には、
土木事業は、受注高は前年同期間に比べ▲66.0%減少した11,464百万円、売上高は同1.3%減の234403百万円、営業利益は同69.6%減の434百万円。
建築事業は、受注高は前年同期間に比べ8.5%増の10,274百万円、売上高は同7.3%減の22,656百万円、営業損失は▲99百万円(前年同期間は▲907百万円の営業損失)。
新コロナの影響で、官庁絡みの土木工事は新年度で少ない中、さらに入札が減少しているものと見られる。