総務省が発表した6月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は27万3699円となり、物価の変動を除いた実質で前の年の同じ月と比べ▲1.2%の減となった。これで消費税増税から9ヶ月連続のマイナスとなったが、新コロナ給付金10万円効果により前月より+13.0%の大幅増加となった。比較可能な2000年以降で最大の上げ幅となった。
新コロナによる外出自粛が解除されたことと、現金10万円の定額給付が行われたことで、エアコンやパソコンなどの消費が増えた。しかし依然として、国内・海外のパック旅行費や外食代などは伸び悩んでいる。