アイコン 中国・三峡ダムで過去最大の放流開始 上流域で豪雨続く

Posted:[ 2020年8月20日 ]

中国によるオゾン層破壊(中国はこっそりフロンガスを歴史上空前の生産量)、硫黄酸化物配合の大気汚染物質を大量放出続けていることにより、温暖化が急速に早まっている。そのブーメラン現象により、中国では、6月からはじまったモンスーンの梅雨がまだ明かず、海水温が高い南シナ海から中国南部・中部の前線に向け湿った空気が流れ込み続け、さらに台風5号まで上陸し、直近では台風7号の上陸により中国に豪雨をもたらし続けている。

中国南西部の山岳地帯で発生した洪水により、複数の道路が流失し、住民10万人以上が自宅からの避難を余儀なくされている。
中国当局は19日、長江流域にある巨大な「三峡ダム」がかつてないほどの増水ピークを迎えているとして、警戒を呼び掛けた。

四川省では10万人が非難し、各地で浸水も発生している。四川省楽山市にある崖の側面に彫られた高さ71メートルの楽山大仏の足元が濁水に漬かっている様子が捉えられている。
長江水系の岷江、大渡河、青衣江の3河川の合流地点に位置する楽山大仏は、ユネスコの世界遺産に登録されており、人気の観光名所。国営の中国中央TVによると、1949年の中華人民共和国の成立以降、洪水により楽山大仏の足まで水が届いたことはなかったという。
大仏を保護するため、何列にも並べられた土のうには、水が打ち寄せている。



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国営新華社通信は、鳳洲では洪水により道路が遮断され、1020人前後が取り残されて、食料と水の不足に苦しんでいると伝えている。

洪水の被害は雅安市と楽山市にも及んでおり、避難者は10万人を超えているという。  四川省では19日早朝、道路の崩壊によって車両21台が巨大な穴に落下したが、人民日報系の環球時報は、負傷者はいないと報じている。
新華社は、長江下流に位置する大都市重慶市も今週中に洪水に見舞われる恐れがあるとしている。

<過去最大の放流20日から>
中国三峡ダムに20日、ダム建設以来の最大の水量が流入するという。14日の第4号洪水(台風の番号ではない)に続き、18日から長江上流域を襲った第5号洪水による影響。
中国環球時報は19日、中国水利部長江水利委員会水文局の発表を引用し、20日に三峡ダムに1秒あたり7万4000立方メートルの水が流れ込む見込みだと報じている。
これは三峡ダムが建設されて以降、最大の規模だと、長江水文局は伝えた。
三峡ダムは1994年に工事を始め、14年後の2008年に完工した。三峡ダムが建設12年目に最大の流入量を迎えることになった。

4号洪水当時の三峡ダム最大流入量は1秒あたり6万2000立方メートルだったが、5号洪水はこれよりも1万2000立方メートル多い。長江上流の複数の川に集中豪雨が降ったからだという。
岷川が1秒当たり3万8000立方メートル、嘉陵川が1秒あたり3万5000立方メートルなど上流で増水しているが、20日になれば三峡ダムに7万4000立方メートルという過去最大の水量が流入するということで、それ相当分を三峡ダムは放流するという。

現在も中国中部に雨雲の塊があり、さらにベトナム寄りの中国南部にある台風7号(下記の衛星画像にある雨雲の塊)も今後、北東へ向きを変えれば、長江水系に再び豪雨をもたらすことになる。

環境に煩い欧州勢は2枚舌、中国に対して何も言わない。中国のフロンガスの生産を止めさせ、大気汚染を止めさせるよう働きかけて欲しいものだが。
中国に対してはトランプが一番頼もしいが環境については無神論者だ。
九州では中国からの大気汚染により星の数が大幅に少なくなっており、東シナ海・西日本一帯の海水の酸性化も進み、魚介類の生態系を悪化させ続けている。

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↓高層天気図
https://www.jma.go.jp/jp/metcht/pdf/kosou/aupa20_12.pdf
↓7月の三峡ダムの大放流
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