アイコン イグ・ノーベル賞10部門発表 ワニの声ヘリウムガスで証明、西村剛准教授ら受賞

Posted:[ 2020年9月18日 ]

米ハーバード大学が、毎年10部門で世界のまじめな「ありえない研究」を評して発表しているイグ・ノーベル賞、今回で30回を迎えたが、新コロナによりオンラインの表彰となる。

受賞の研究や功績は、
1、音響学賞:ヨウスコウワニが声を出すメカニズムをヘリウムガスで解明した研究
スウェーデン・ルンド大学のステファン・レバー博士や京都大学霊長類研究所の西村剛准教授などの研究チームが、ワニ同士の意思疎通について調べた真面目な研究。
ワニなどの爬虫類が、哺乳類や鳥類と同じように、自分の声音を通じて自分の体の大きさを周囲に伝えていることを証明しようとしたもの。
「(ほ乳類などは)体が大きいほど声道で空気を振動させる空間が広くなり、低い共鳴音が響く。爬虫類にそもそもこうした共鳴の仕組みがあるのか知られていなかった。例えばカエルなどの両生類にはない。まず、ワニが共鳴の仕組みを使っているのかを証明する必要があった」とレバー博士は説明。研究チームはワニを密閉したタンクに入れ、通常の空気と共に酸素とヘリウムを注入した。空気の構成要素が変われば、声帯の震動が変わらなくても、ワニの出す音に変化が出る。その結果、ワニの体の大きさと発する共鳴音が連動していることを明らかにした。
日本人の受賞は14回連続となる。



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2、心理学賞: 眉毛の分析でナルシシストを特定する方法の研究

3、平和賞:インドとパキスタンの両政府に対し、外交官が真夜中にひそかにいわゆる「ピンポンダッシュ(他人の家屋の呼び鈴を鳴らして逃げる犯罪行為)」の応酬を行った功績

4、物理学賞: 高周波でミミズを震動させると形状がどう変化するのかについての研究

5、経済学賞:国ごとの給与格差と平均的なキスの回数の相関性に関する研究

6、マネジメント賞: 中国の暗殺者5人が、殺人依頼を次々に下請けに出した結果、最終的に誰も犯罪を犯さなかった功績

7、昆虫学賞: 多くの昆虫学者が、昆虫ではないクモを怖がっているという証拠を示した研究

8、医学賞:他人がものをかみ砕く音に不快感を覚えることは精神的な疾患として扱われるべきだとして診断基準を作った研究

9、医学教育賞:新型コロナウイルスのパンデミックを利用し、政治家が医師や科学者以上に人々の生死に影響を与えることを示した功績。受賞は世界の政治家たち・・・

10、マテリアル・サイエンス賞:凍らせたヒトの糞便から作った刃物が役に立たないことを証明した研究
以上、


 

 


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