漁業の町・寿都町は南の内浦湾(噴火湾/胆振湾)長万部あたりから続く黒松内低地断層の北端に位置する。ただ、寿都湾の断層は見当たらないが、その先に98キロに及ぶ海底断層(寿都海底谷)があり、黒松内低地断層がそのまま伸びている可能性が高い。

(福岡県西方沖地震の震源地断層の警固断層は、博多湾までとされていたが、さらに北西に20キロ以上伸びていたことが地震で初めて判明していた)

 

地形的には寿都町は、渡島半島の付け根に当たり、西に太平山など山地、東に羊蹄山や有珠山の活火山があり、その中間の低層地帯の北端に位置する。

また、寿都町沖にはユーラシアプレートと北米プレートが重なるフォッサマグマがあり、1940年以降4回、M7以上の海底地震が発生している。

フォッサマグマに平行した奥尻海嶺の東端の奥尻島で1993年7月に発生し、地震と津波で大きな被害を出した奥尻島地震(北海道南西沖地震/M7.8)は記憶に新しい。

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地震調査研究推進本部の長期評価によると、黒松内低地断層帯でM7.3程度の地震の発生確率は向こう30年間で2~5%とされている。5%以内は北海道では最高値で確率的には高い方。

因みに2018年9月発生した北海道胆振東部地震の地震規模はM6.7で深度37キロ、直下型だったため最大震度は7を観測し大きな被害が生じ、深度が比較的深かかったため石狩低地東縁断層を走り札幌市周辺まで広範囲に被害が生じた。

国などの断層調査は、調査する前から、国のご意向に沿って結論を出す専門家である地震学者様に調査委託することが鉄則になっている。

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