アイコン WTO総裁選 韓国の兪明希氏は辞退のタイミングを失した

Posted:[ 2020年10月30日 ]

WTO(世界貿易機関)事務局長に挑んだ韓国の兪明希産業通商資源部通商交渉本部長が最終第3ラウンドの加盟164ヶ国投票(選好度調査)で、ナイジェリア候補が104票を獲得、兪氏は棄権票も入れて最大60ヶ国の得票数だった(票数はロイター)。

局長選出過程を主管しているデービッド・ウォーカーWTO一般理事会議長は28日夜、兪氏に「ナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ氏が選好度調査で多くの得票があり、オコンジョイウェアラ氏を『推戴する』ことにした」と公式通知した。

WTO一般理事会がオコンジョイウェアラ氏を新事務局長に『推戴する』と明らかにしたのは、事実上、兪氏に対して自主的な辞退勧告を意味する。

しかし、すべてを取り仕切る韓国大統領府は、「WTO選挙手続き上支持調査結果は公開しないのが原則だ。そのためナイジェリア候補の具体的な得票数が言及されている内外信の一部報道は一方的な主張だと考える。WTOは候補別の得票数を公開していない」とし、「そして支持調査結果がそのまま結論ではない。まだ特別理事会など公式手続きが残っている」としている。
こうして韓国政府は兪本部長が辞退しないことを決定している。



スポンサーリンク

大きな差があるにもかかわらず、韓国政府は他の加盟国を力で抑え込もうとする米国を信じて、兪明希事務局長誕生を思い描くのはかってだが、それでは、韓国政府も兪明希氏も米国となんら変わらなくなる。
今回のWTO理事会によるオコンジョイウェアラ氏「推戴」に対して、兪氏が辞退しなかったことで、逆に米トランプ政権に利用される結果を招いている。今後、辞退すれば、トランプ米政権から裏切り者扱いされることなる。何事もタイミングというものがある。

米国がオコンジョイウェアラ候補に対する反対を続ける場合、WTO総裁の空白は長期化する可能性がある。米国は昨年もWTO上級委員の選任を阻止し、1年近く空白が続いている。

WTO理事会は11月9日開催されるが、米国が拒否し続け選出できなければ、米大統領選挙の趨勢を見て、バイデン勝利の場合、次の特別理事会を就任式の1月20日以降まで待つ可能性も指摘されている。

トランプが勝利した場合は、WTOは機能不全に陥るか、米国を除いて組織を再編するか迫られることになる。
トランプを相手にしなくなった欧州の現在のNATOと同じような動きとなる。

米国のライトハイザー通商代表部代表も、オコンジョイウェアラ氏の票が上回っていることが確定してから、いきなり、「オコンジョイウェアラ氏を認めない、韓国の兪明希を支持する」と公式発表、これに対し、韓国を除き全世界から非難を浴びている。
以上、
韓国は辞退しないことで、言いにつけ、悪いにつけ、各国からいろいろ評価されることだろう。

トランプ氏はWTOを脱退したいなら脱退すればよいものをその金の玉は持ち合わせず、言いたい放題やりたい放題を続け、楽しんでいる。
ただ、国連も含め、WTOも縁故採用ばかりして金をかけすぎている。特に韓国人の国連事務総長はひどすぎた。

米国は、1回目の投票からオコンジョイウェアラ氏を拒否すると公表して、投票に突入すれば、今回のオコンジョイウェアラ氏に投票した国々も1回目の投票でオコンジョイウェアラ氏を落とした可能性もある。2回目の投票もそうだ。
最後の2人残った3回目、それもほぼ決定してから、オコンジョイウェアラ氏に対して拒否権を発動するやり方は汚すぎる。

<米大統領選>
大統領選挙で負けても不正だと主張し続け、大統領を続けるトランプ米大統領の顔が見えるようだ。
しかし、バイデンはメリハリもなく、人気もなく、反トランプの支持率が言葉巧みなトランプに大きく揺らぎ、逆転している接戦州も多くなってきている。
経済は回復してきておりトランプに軍配が上がる。
しかし、新コロナの新規感染者は27日81000人、28日91000人と2日連続して過去最高を更新しており、バイデンに軍配が上がる。感染死者も234,000人を超えている。
どちらに転んでも米国人が決定することだ。達~磨さん転んだ。

 


スポンサーリンク

HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

 




スポンサーリンク

 


スポンサーリンク