ソウル新聞は7日、韓国済州島の神話ワールド・ランディングカジノで6日、保管していたカジノから重さ291キロに達する現金145億ウォン(約13.7億円)が跡形もなく消えるという事件が発生したと報じた。
事件のカギは、カジノ資金を管理していたマレーシア国籍の女性職員が握っているとされる。この女性職員は昨年末、休暇を兼ねて出国した後に連絡が途絶えており、現在は中東地域に滞在しているとみられているという。
カジノ関係者は「済州道のカジノには中国人富豪のVIP顧客が預けた現金が多いため、金庫にはオーナーが信頼する側近1~2人のみしか接近できない。今回の事件に(同女性職員が)関係していないわけがない」と話しているという。
また、別の業界関係者は「なくなった145億ウォンはランディングカジノの運営会社である香港のラムジョンの秘密資金である可能性もある。そのため(同女性職員が)大胆な犯行を行ったのだろう」と話したという。