アイコン 金与正の一言で法制定やら康京和長官更迭・クビに まるで文政権は北朝鮮の傀儡

Posted:[ 2021年1月21日 ]

韓国の康京和長官は12月5日、中東バーレーンで開催された国際会議に招待され、そこで「新型コロナへの挑戦が北朝鮮をさらに北朝鮮らしくした」、「北朝鮮がいっそう閉鎖的になった」、「金正恩委員長記の新コロナ感染者「0人」という主張を『信じがたい』」と演説した。

その演説に対して北朝鮮の金与正(金正恩の妹)が激怒、すぐ談話を発表し「おこがましい妄言」、「凍り付いた北南関係にいっそう冷気を吹き込ませたくて躍起になっている」、「正確に計算(清算・代償)されなければならないだろう」と猛非難した。(その結果か1月14日まで開催された北朝鮮の労働党大会ではマスクなしで開催された)
それに反応した文在寅大統領・青瓦台は、金与正に代わって「康京和長官を更迭・首」にして「正確に清算」した。

これまで青瓦台から無視され続け「役割も存在感もなかった外交部長官」、それでも大統領から重用され就任し続けたものの、「珍しく北朝鮮に言及し、金与正を激怒させた発言」により、国連婦人の地位委員会議長、国連人権高等弁務官事務所副代表を歴任した外交部の華として存在させ続けてきた文在寅氏の琴線に触れ、更迭された(国連で慰安婦問題につき日本勧告を乱発させた核心人物でもある)。昨年6月16日、金与正が南北合同事務所を大爆破させたことにより、文大統領は昨年7月、4人の外交・安保のトップを更迭した。



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金錬鉄統一部長官(バリバリの北朝鮮派の学者)
鄭景斗国防部長官(文在寅大統領のお飾りの忖度長官)、
鄭義溶国家安保室長(外交部出身、文氏の外交政策ブレーン、前国家情報院院長)
徐薫国家情報院長(盧武鉉政権で国家情報院や対北朝鮮戦略室長歴任)
を更迭し、より北朝鮮派の人物に交代させていた。

康京和長官は青瓦台から無視され、北朝鮮関係から完全に外されていたため、更迭候補にも挙がらなかった。

7月、新任されたのは、
統一部長官に李仁栄氏(1980年代に北朝鮮親愛派の全大協の創設者した初代議長)
国防部長官に徐旭氏(2段階特進、戦作権返還で忖度長官ぶりをすでに乱発している)
国家安保室長に徐薫氏(盧武鉉政権で対北朝鮮戦略室長、前国家情報院院長)
国家情報院長に朴智元氏(もともと同床政敵、発言力あり取り込んだ)
(徐薫氏は職務交代で2018年南北融和時の南北調整役の重責を果たしていた)

2021年1月20日
康協和長官更迭、(金与正の逆鱗を触れたことによる処断)
新外交部長官に鄭義溶大統領特別補佐官(前国家安保室長)を指名した。
鄭義溶氏は駐米大使などを歴任しており、バイデン米新政権に合わせた指名だと見られる。2018年3月には文政権を代表して平壌入りし、4.27南北首脳板門店会談を実現させた功労者でもある。

悲しきかな文大統領には番頭がいない(盧武鉉政権では文在寅氏が大番頭)。米トランプ前大統領のように気に入らなければ、忖度しなければ、側近たちを滅多切りしてきている。それも露骨に北朝鮮の金兄弟の言動に左右され、より北朝鮮親愛派を侍らしている。
辛い人はより辛い人を求める習性があるように、北朝鮮のエスカレートする要請に基づいて・・・。戦作権返還のための米韓軍事演習も金正恩の求めに応じ中断させている文在寅大統領。

こうした人物たちの文大統領に忖度した過激な発言は、米トランプ政権でも怒りを買い、ポンペオ前国務長官は歴訪地から韓国外し、エスパー前国防長官は初訪米の徐旭国防長官との共同声明・記者会見を拒否した。

民主党のバイデン政権では、核廃棄とともに人権を重んじることから、北朝鮮に言われるがまま人権無視に走る文政権はさらに難しい舵取りを迫られる。
特に2019年11月発生した北からの亡命希望者2人を北朝鮮から言われるがままに強制送還した事件や2020年12月には金与正に言われるがままに制定した「北へのビラ配布禁止法」については、米国の民主・共和党とも反発している。

 


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