ジョンソン英首相は22日、ロンドンや英南東部で昨年末に確認された新型コロナウイルス変異種が高い死亡リスクを伴う恐れがあると警鐘を鳴らした。しかし、同国で接種を行っているワクチンは従来種と変異種双方の予防に有効と強調した。
ジョンソン首相は「変異種は感染力が強いだけでなく、死亡率も高い可能性があると報告を受けた」と述べた。
これに先立ち、英メディアITVの政治記者は政府の保健顧問チームの情報として、データは限られているものの、変異種による死亡リスクは従来型に比べ1.3倍高いとツイッターに投稿していた。
また、英保健省は新型コロナ新規感染者が1日当たり1─4%減少するとの試算を示した。先週時点の最大5%増加するという見通しから大きく改善した。
1人の感染者が新たに何人に感染させるかを示す「基本再生産数」も0.8─1と、先週の1.2─1.3%から低下した。
脆弱とされた英国の医療機関は、第一波を経験し、大幅に拡充され、致死率も大幅に下がっていた。しかし、10~11月と12月~1/22までを比較した場合、感染者数は日数が短いながらすでに1.67倍で、死亡数はさらに2.3倍にもなっている。致死率も1.40%~から1.92%と上昇している。こうした内容からして、英国変異種は感染力が強く、致死率も高いとみなされる。
日本でも英国型変異種は遺伝子解析で判明した分だけで50人がすでに感染し、市中感染も多くなってきている。まだ、点であるが、線になり、面になれば非常に危険だ。
オリンピック開催はワクチンなしと宣言したことから、開き直りついでに、ワクチンは当初予定よりすでに遅くなり、年末までにと変更されている。それまでにまだ11ヶ月あまりあり、感染しないように心掛けるしかない。
スクロール→
英国の致死率/ワールドメーター版
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累計
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12月~1/22
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10~11月
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感染者数
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3,583,907
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1,954,251
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1,164,531
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死亡数
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95,981
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37,533
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16,246
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致死率
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2.68%
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1.92%
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1.40%
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・12月から変異種と仮定し、10~11月と比較
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