競艇の灯よ、さようなら !(長崎県・大村市)

平成15年9月12日

 フライングにはご用心


9月11日、本年度限りで競艇事業からの撤退を決定した、群馬県桐生市(大沢善隆市長)の財政難は長崎県大村市にとっても対岸の火事と無関心ではいられない。全国モーターボート競走施行者協議会によると、単独で競艇事業をしている自治体が撤退するのは全国で初めて。

同市の競艇事業は昨年度も単年度で約5億2000万円の赤字で、本年度も約3億円の赤字となる見込み。撤退の理由について「改善の見込みがなく、赤字を増やすと税金で補てんしなければならない」としている。長崎県の大村ボートもむかしの活況はなく、売り上げ、集客とも衰退の道をたどっている。

昨年、現職の甲斐田市長を破り、市長に返り咲いた松本崇市長も現在の大村市の財政難の打開策として、県内外に大村ボートの舟券場外売り場を新設する計画である。

競艇発祥の地大村市から競艇の火が消えるか、松本崇市長のアウトからの一発まく
りが決まるか、フライングによる失格だけは御用心!








編集者:遠山金四郎
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