アイコン タマホーム ベトナムとバングラデシュに現地法人設立して進出へ

玉木社長は、サブプライムローン問題が既に発生していた時期に、東南アジアのシンガポールに現地子会社を作ると話していた。住宅資材の現地調達も兼ねての実験的な戸建住宅の進出と思ったら、投資会社を作ると話したことから驚いた。その後のタマホームの動きは、国内の不動産の買占めにかかった。しかしその後そのツケがあちこちに噴出もした。本業の注文住宅は不況の煽りを受けないと豪語されていたが、意にあらず約2割売上高も建築戸数も落としたのが2010年5月期であった。

玉木社長にとって東南アジア進出はそれほどまでに魅力的なのだろうか。大和ハウスも積水ハウスも海外進出を急としている。それに気持ちが昂ぶったのであろうか。
一部報道によると、ベトナムとバングラデシュに現地法人を設立して進出するという。そこでは分譲マンションや商業施設の開発を行う予定としているという。今まで扱ったことのない分野での事業である。当然開発1発目は用意周到に動き成功するだろう、しかし、開発件数が多くなるにつれ、脇が甘くなり、カントリーリスクも重なり・・・。
玉木社長にとって、日本における本業の注文住宅事業における収益基盤を確固たるものにしてから、東南アジア進出では遅いのであろうか。経営資源(=社長)の分散は、オーナー企業にとって、良い前例が少ないのも事実である。100%日本での事業を任せられる経営人材や経営体制が整っておれば問題なく、好きな東南アジア進出も良かろうが、イケイケドンドンタイプか、社長の顔ばかり見ている経営陣が殆どと聞いている。ハタから見ていて今回の東南アジア進出は・・・。
才田さんが泣いたパキスタン高速道路建設、長谷川さんが頓挫したミャンマー・ベトナム・・・・。
玉木社長さんは、なかなか動きが読めないお人である。
 

[ 2010年10月19日 ]
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