アイコン 福岡市長選いよいよ本番⑲/高島氏ブレまくり

31日の告示を前に、盛り上がりに欠く福岡市長選は、吉田(現市長)に選挙の主導権を握られ、自民・公明の支援で勝つと信じた高島宗一郎氏(元KBCアナウンサー)が、ブレまくっている。
吉田は、民主党や社民・連合・商工会議所(政治連盟)からも着々と支援を得、勝利への体制を固める、また市民の代弁者であったはずの「ふくおかネットワーク」(主体性欠落オバハングループ、勝手にグリーンコープを利用)まで味方に付け、吉田市政の代弁者にしまうほど、順調に駒を進めている。

こうした吉田に対抗するはずだった自民党推薦の若手のホープ高島宗一郎氏は、今ではマスコミも取り上げなくなり、いよいよ盛り上がらない市長選挙に対して、波風立てるべく、ナント! 「こども病院アイランドシティへの移転白紙」へと公約転換してしまった。
困った困った自民党・みらい福岡・公明党。

しかし、裏を返せば、某現職の福岡市会議員が、「実際自民党・みらい福岡が高島で動いていない。アイランドシティへのこども病院(PFI事業)や青果市場移転(約200億円)で、つるんだ吉田を当選させるために動いていない」と言うように、高島氏も見て取れているのであろう。

ところで、こうした高島氏を担ぎ出した自民党やみらい福岡などは、子ども病院アイランドシティ移転の最強の推進者であり、目ん玉白黒、本日緊急会談を開催して善後策を検討している。

福岡市長選では、吉田市長の公約無視から9人も立候補予定者がいて、「こども病院何が何でもアイランドシティ移転」派は吉田市長だけとなってしまった。

選挙の盛り上がりという点では、今回の高島宗一郎氏の公約転換は、興味深い動きであるが、行政のトップに立つ市長の人材という面では、民主党菅違い政権並みとなってしまったようだ。

しかし、高島氏のこうした選挙前の公約転換が、福岡市民に対して「こども病院何が何でもアイランドシティ移転」の吉田市政に対して、風化しようとしている「子ども病院移転問題」を改めて福岡市民に考え直させるいい機会を提供したことだけは間違いなく、高く評価できるといえる。

 

[ 2010年10月26日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
この記事を見た人は以下も見ています(福岡市長選、)
スポンサードリンク