アイコン 失政 小山市長の福祉つぶし/福岡県福津市

福津市役所福津市では、本数は少ないが、市が運営するミニバスが幹線以外の住宅地に走っている。ところが、昨年までシャトルバス方式で運行されていた運賃が100円だったのに対し、変わって運行されたミニバスでは、運賃が倍の200円になってしまった。当然その引き上げで客離れを引き起している。
今時ミニバスに乗るのは高齢者が多く、運賃が上がったことから、収入のない高齢者がミニバスを敬遠しているのが実情である。

福津市へ質問してみたが、近隣市町のミニバス運賃を考慮して料金を設定したという。
全く主体性のない返事であった。また、市側は、現行ミニバスの運賃収入で賄えるのは、総経費の2割程度であるとしており、強く受益者負担をしいる発言であった。

福津市は、丘陵地帯に30年から40年前に造られた団地が多く、今では1人だけの高齢者だけの住宅も多い、既に空き家が目立つ団地さえある。そうした団地に住むお年よりが、買い物に日々利用していたバス料金が、シャトルバス時代の100円から、いきなりミニバスになり200円に引き上げられたのであった。

ミニバスそのものが、現実、福祉バスの色合いが濃く、高齢者が買い物を楽しみにミニバスを利用していた。それにより高齢者の健康が維持される効果も高い。その機会を福津市長は奪い、結果、高齢者の健康維持をも遠ざけている。しかも高齢者が乗っている距離など短く知れたものである。

福津市は、合併交付金が潤沢にまだあるのか知らないが、不必要なところまで道路を作ったり、改良したり、舗装したり、目に余るものがある。市長は県議でこれまで馴らしており、お抱え業者向けに公共投資が大好きでお得意だろうが、そうした予算があるならば、お年寄りのためにも、また利用したい住民のためにも、ミニバスの運賃を再考して下げてもらいたいものである。
そうすれば、少しは乗客数も多くなり、逆に運賃収入が多くなることも考えられるのではなかろうか。小山市長の英断を望むものである。

高齢者との会話の中でミニバスの話を聞き、福津市に問い合わせてみた。
 

[ 2010年12月 3日 ]
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