アイコン 全国主要都市の空室率状況 2010.12月 福岡14.72%

三鬼商事による12月の全国主要都市ビジネス街区のオフィスビル空室率状況は、次の通りとなっている。
新規オフィスビルの指数が11月より12月が下がり、平均では逆に上がっている大阪や名古屋などは、新規ビル(完成後1年)が年季落ちして既存ビルに入った可能性が高い。
仙台は、最後まで大型開発が行われ、平均でやっと10月に20%台を割り込んだが、まだ非常に高く異常値であることに変りはない。
注)東京のビジネス街区とは千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区であり、他の区はカウントされていない。

全国主要都市のオフィスビル空室率状況 2010.12月 参照:三鬼商事
 
 
福岡
大阪
名古屋
横浜
全体平均
11月
14.71%
11.78%
12.85%
12.18%
 
12月
14.72%
11.88%
12.91%
12.17%
新規オフィスビル
11月
56.85%
53.68%
23.27%
19.34%
 
12月
55.22%
52.50%
19.88%
37.72%
既存オフィスビル
11月
14.60%
10.59%
12.69%
11.96%
 
12月
14.61%
10.76%
12.82%
11.83%

 
 
 
東京
仙台
札幌
全体平均
11月
9.04%
19.65%
11.45%
 
12月
8.91%
19.41%
11.50%
新規オフィスビル
11月
16.18%
63.13%
20.50%
 
12月
13.63%
58.27%
20.50%
既存オフィスビル
11月
8.90%
18.26%
11.39%
 
12月
8.83%
18.16%
11.45%

福岡は2007年12月平均空室率が最近では最低の8.44%を記録した。しかし、不動産ミニバブルで建設されていたオフィスビルが、08年09年と完成し続け、09年12月15.38%まで上昇した。2010年は1月と3月に2棟しか供給されなかったにもかかわらず、今でも14.72%と高止まりとなっている。天神中心街の商業はパルコ進出で一見活況にあるように見えるが、全体としては地場経済が疲弊している証であろう。

[ 2011年1月11日 ]
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