アイコン 日揮、インドネシアのLNG建設プロジェクトを受注

インドネシア 日揮(2010/3月期売上高4,142億57百万円)は、三菱商事、韓国ガス公社、インドネシアのプルタミナ社および同国メドコ・エネルギー社が、同国中部スラウェシ州で進めているドンギ・スノロLNGプラント建設プロジェクトにおいて、同社子会社であるJGCインドネシア社と共同で受注することが内定した。

1.契約先:Donggi-Senoro LNG社(インドネシアの事業遂行会社)
2.プロジェクト事業者出資構成:
 スラウェシLNGディベロップメント社(三菱商事と韓国ガス公社の合弁特定目的会社) 59.9%
 プルタミナ・フル・エナジー社 29.0%
メドコLNGインドネシア社 11.1%
3.建設場所:インドネシア共和国中部スラウェシ州ルウック地区
4.契約:年産約200万トンのLNGプラント、ユーティリティ、オフサイト、マリン設備、インフラストラクチャーなどに係る設計、機材調達、建設および試運転役務
5.契約形式:ランプサム一括契約
6.受注金額:約17億USドル(JGC インドネシア社分を含む)
7.納 期:2014年後半
8.プロジェクトの概要:
 ドンギ・スノロLNGプロジェクトは、三菱商事が主導し、韓国ガス公社、インドネシア国営石油会社プルタミナ社および同国エネルギー企業最大手のメドコ社と共同で進める、同国4番目となるLNG生産基地プロジェクト。
原料となる天然ガスは、スラウェシ島のSenoro-ToiliおよびMatindokの2つのガス田から供給される。

 インドネシアは日本への最大のLNG供給国、近年ガス産出量の減退に伴いLNG生産量が減少していることから、同プラントはインドネシアのLNG生産量を維持、増加させる重要な役割を果たす。同社はインドネシアおよびLNGプロジェクトの豊富な経験を活かし、本計画の構想段階から顧客に向けて継続的な提案を行い、このたびの受注となった。

 日揮は世界のLNGプラント全生産量のうち約30%の建設実績を保持し、現在も豪州とパプアニューギニアで2件のLNGプロジェクトを遂行中。日揮は今後も引き続きLNGのトップコントラクターとして世界のエネルギー安定供給に貢献するとしている。

 こうしたエンジニアリング企業が、日本の一面を支えている。
 

[ 2011年1月26日 ]
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