アイコン (株)オークニ/弁護士一任 整理へ

福岡都心の不動産会社(株)オークニ(福岡市中央区警固2-13-7、代表:大浦忠邦)は2月17日、事後処理を碇啓太弁護士(電話092-781-6370)に一任して、残務整理に入った。負債額は約8億円前後が見込まれる。

同社は、1970年11月にオークニ産業(株)として設立され、その後現商号に変更した不動産会社。同社が中州から天神周辺にかけて開発したビルは、オークニビルの名称で残っているものもある。
同社はバブル当時、飲食店ビルなど多くを手掛け売買も行った。しかし、バブル崩壊で痛手を負い、その後自社物件の管理業務や売買の仲介業務に専念、借入金も数々の所有物件を処分して軽くしてきた。
しかし、同社としての財務内容は、大きな累積赤字状態であり、このままでは新たな事業展開もできないことから、清算することにしたものと思われる。

[ 2011年2月17日 ]
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