アイコン 洋菓子のモロゾフ/1月決算

モロゾフ同社は菓子業界につき、顧客の「食の安心、安全」に対する関心の高さは変わらず、低価格志向も根強く、限られたパイを巡っての企業間競争はさらに厳しさを増している。同社はお菓子を通して心豊かな生活をお届けすることを基本姿勢とし、商品の開発・改善により売上向上に取り組むとともに、「すべてはお客様の笑顔のために」を基本とし、安心、安全かつ高品質な商品をお客様に提供し続けることに注力した。
販売面については、基本商品(チョコレート、焼菓子、チーズケーキ、プリン)の売上向上、イベント商品の強化、新販路(駅ナカ、道ナカ、ネット販売など)の開拓、季節感を演出する店頭展開、次世代ブランドの育成などにより売上獲得に努めた。

また、生産面は、西神新工場の本格稼働により神戸2工場(西神・六甲アイランド)体制が整い、市場即応型の供給体制の確立と生産効率の向上に取り組んだ。
組織制度面は、平成22年4月に経営スタッフ機能の強化を目的として経営統括本部を新設し、関連部門とともに原価低減をはじめ業務効率の向上を図った。
全社一丸となった業務遂行により、当事業年度は個人消費の落ち込みの影響を受け減収とはなったものの、黒字化を達成した。

[菓子部門]
干菓子については、次世代ブランド(モロゾフグラン、アレックス&マイケル)の出店をはじめ、新規店、改装店のオープンはあったものの、バレンタインデーやホワイトデーが曜日巡りの影響もあり計画を下回ったことに加え、百貨店の店舗閉鎖の影響などを受け、前期を若干下回る売上高となった。
洋生菓子については、7回目を迎えたプリンキャンペーン、デンマーククリームチーズケーキキャンペーンなどのさまざまなキャンペーンを展開したが、個人消費の冷え込みや夏場の猛暑などの影響もあり低調に推移した。
その結果、菓子売上高は24,810百万円(前期比3.1%減)となったとしている。
 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年1月期
27,343
-118
-79
-458
11年1月期実績
26,640
400
425
146
11年期/10年期
97.4%
 
 
 
12年1月期予想
26,700
515
510
160
12年期予想/11年期
100.2%
128.8%
120.0%
109.6%

[ 2011年3月22日 ]
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