アイコン 年度末の日経平均株価「9,755.10円」 所有株式の評価損益は・・・3月31日

東北太平洋沖巨大地震による被害は、1万人以上の方の死亡が確認され、まだ行方不明者が約2万人もいる。福島原発では、決死の溶融炉の熱沈静化作業が行われているが、浪江町では放射能汚染で立入禁止区域となり、海岸に亡くなられた方の遺体が放置されたままとなっている。
産業界も、自動車業界は、部品生産会社が被災して部品調達できず、操業すらできない状態が続いている。建材業界も国産合板類の3割を生産する東北の工場が津波で全滅、極端な品薄状態となっており、住宅産業に大きな支障が出ている。化学産業も市川市などの石油コンビナートが爆発炎上するなど甚大なる被害を受け、印刷用のインキも品不足状態となっている。

こうした状況下、日経平均株価も地震の日の3月11日10,254.43円が、15日には8,227.63円まで売り込まれた。そして多くの上場企業の決算日である3月31日の日経平均株価は、前日比46.31円高の9,755.10円となった。
この間を見れば、ゼネコン株や資源株のように11日以前より高くなった企業群もあるが、殆どの上場企業の株価が11日以前より大きく値を下げている。
お金持ちの株持会社にとって、評価損が発生する恐れがあり、やっと回復してきた業績に水をさすものとなる。
 

 
日経平均株価/円
2010年3月31日
11,089.94
2010年9月30日
9,369.35
2010年12月31日
10,268.92
2011年3月11日
10,254.43
2011年3月15日
8,227.63
2011331
9,755.10

[ 2011年3月31日 ]
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