アイコン ディー・ディー・エス/12月の割当増資は変な会社の出資だった

同社は昨年末第3者割当増資を行ったが、変な会社に割当したことから、割当後1年間は売却しない約束を直ぐ反故にされ、売ってしまわれ、怒り約束違反の違約金請求の訴訟を起こした。
指紋認証ソフトの研究開発型の企業であり、これまで大手への傘下入りなどチャンスもあったと思われるが、今では財務内容もボロボロ、変な投資家から出資をしてもらい生きながらえている状態。早期に会社を売却すべきだった・・・。
指紋認証の第一人者と自称する同社は、企業認証はまるっきり駄目のようである。

同社は、平成22年12月22日を割当日として第三者割当増資を行っておりますが、その際SUNプロパティマネージメント㈱に対して当社普通株式31,000株を割当てた。その際、対象会社は、当社との間で株式引受契約を締結、払込期日以降1年間は本件株式を譲渡等一切の処分を行わない旨約した。しかし、当社の前期末株主名簿(基準日:平成22年12月31日)によれば、対象会社名義の本件株式数が31,000株から1,000株に減少した事実が判明致した。更なる調査を行ったところ、対象会社が平成22年12月30日付で本件株式の内30,000株を第三者に譲渡しその旨の名義が移転された事実が判明した。上記事実に鑑み、当社は、対象会社及び本件株式引受契約に基づく保証人たるサン建築企画設計㈱に対し、同契約に基づいて、金1億5千万円の違約金の支払いを求める通知書を内容証明郵便で発送したが、未だ両社のいずれからも違約金の支払いは行われていない。
対象会社の行為は、本件株式引受契約に違反する重大な義務違反行為であると考えられ、また違約金の任意の支払いも期待できないことから、当社は、対象会社及び保証会社に対し、金1億5千万円の違約金の支払いを求め、平成23年3月1日付で東京地方裁判所に民事訴訟を提起したとしている。

ディー・ディー・エスは、こうした問題を起こしたSUNプロパティマネージメント㈱を同社アドバイザーであるアクティブコンサルティングの代表の公認会計士村上弘之氏により紹介されたとしている。しかし、今では弁護士や公認会計士など信用できない者が山といるのも現実、変な会社を紹介する公認会計士もやはり変な人たちなのであろう。
当割当出資は、SUNプロパティマネージメント㈱が所有する宮城県の山奥のタンボなどを現物出資して株取得している。殆ど換金性も疑われる不動産であり、株を取得して直ぐ売却するとはペテン師としか言いようがない。

1株5000円での割り当て、155百万円調達(タンポ等の現物出資)。1年間は割当株を売却しない契約。そのため、150百万円を違約金請求したのであろう。

同社はヤクザ関係の調査はしたというが、イロイロ関係者が入り込んでしまっているようだ。今後とも資本ではおもちゃにされ、最後は潰れていくのであろうか。

経営者がダメだといくら良い製品を会社が開発しても、会社をダメにしてしまう典型だろう。
 

[ 2011年3月 2日 ]
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