アイコン 北海道CMC(株)/自己破産

地理情報システムの北海道CMC(株)(北海道札幌市西区西町北18-3-22、代表:黒田千穗子)は3月1日、自己破産の開始決定を受けた。破産管財人には山下史生弁護士(電話011-271-2991)が選任された。負債額は約5億円が見込まれる。
同社は、地理情報システムを自社開発して、農業情報管理システムなど官庁向けに業績を有していたが、官庁予算の圧縮から、受注が減じて、開発投資負担に耐えられず、今回の事態に至った。

こうした地場地理情報会社は、官庁・自治体がが協力して育成していく必要があろうが、利権に走ってきた政治家や官僚たちにより、官庁や自治体そのものが財政難で青息吐息となっている。地方公共団体などは早期に血を出してもプライマリーバランスを図り、自治体経営を積極化させるようにしなければ、ますます金のない国に頼る貧困ビジネスに陥っていく。
同社の破綻は残念である。ゼンリンも元はといえば九州の住宅地図会社であった。

 

[ 2011年3月 4日 ]
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