丸和 最後の上場決算
同社は、取引金融機関等による金融債務のリストラクチャリングを含む本格的な金融支援を前提として、抜本的な事業再生計画の検討に着手し、取引金融機関等(西日本シティ+山口銀行H)との協議・調整を行った結果、事業再生ADR手続を利用し、事業再生計画を取り纏めることにした。
その結果、平成22年10月22日開催の第3回債権者会議において、当社グループの事業再生計画案について、全取引金融機関の皆様から同意書の提出をいただき、事業再生ADR手続が成立した。
これらの事業再生計画の一環として、前連結会計年度より事業構造改革を推進しており、不動産賃貸借契約の見直しや、経営資源の選択と集中による全社の利益構造極大化を推進するために、当連結会計年度にて、不採算店舗を中心に「18店舗の閉鎖」を実施、当連結会計年度の店舗数は37店舗となった。また、平成23年1月に連結子会社である㈱リテイル・アドバンテージにて運営していた持ち帰り寿司事業の撤退並びに一部店舗の事業譲渡を実施したとしている。
同社はADRにより、親会社(こっちもダメ会社)の㈱ユアーズに5月1日吸収合併される。
丸和とユアーズは親子で経営していた。こうしたことからも、破綻した石原商事をどこの銀行から押し付けられ購入したのか? その結果、同社は経営資源を散逸させ、本体をも失敗したのか総括が必要である。ちゃんとそうしたことをしなければ、1度あることは2度ある3度ある。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
08年1月期 | 39,724 | 667 | 363 | 140 |
09年1月期 | 40,282 | -43 | -313 | 15 |
10年1月期 | 37,780 | -110 | -457 | -2,743 |
11年1月期実績 | 33,659 | 27 | -270 | -2,593 |
11年1月期実績 | 総資産 | 純資産 | 自己資本 | 自己資本率 |
20,166 | -1,431 | -1,431 |
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