アイコン 震災に対応した増産 減産 材料不足

鹿児島県の企業は、東日本大震災に伴い、現地メーカーの生産停止や消費者の買いだめにより需要が急増、そのため食料品を増産する企業が増加している。
 
イケダパン(姶良市)は、震災後、関東の大手小売店から賞味期限が約30日と日持ちするロングライフパンの注文が増加、通常の倍以上を製造中。

ヒガシマル(日置市)は、15日から即席ラーメンの増産に入った。週3日稼働していた製造ラインを週6日に増やし、週60万袋態勢としている。
量販店が東北、関東に商品を回しており、九州内からの注文が多い。

  鹿児島県霧島山系に多いミネラルウオーター各社は、全国から注文が殺到、軒並み増産に入っている。
「樵(きこり)のわけ前」を生産する桜島(垂水市)は、受注に生産が追いつかず、インターネット販売を休止。出荷は通常の5倍を下らない。
 鹿児島市の本坊酒造、南九州ファミリーマートなどが出資する「クリーン・アクア・ビバレッジ」(小林市)でも12日から24時間、休日返上態勢。
 
スナック菓子大手のカルビーは、全国16ヶ所の生産拠点があるが、うち宇都宮など4工場の生産ラインに影響が出、鹿児島工場(鹿児島市)では「状況に応じて、増産もあり得る」とされる。

これら企業は、増産態勢に入っているが、震災の影響を受けた企業も大手の九州工場を中心に多い。
九州はカーアイランドになっており、ホンダ(2輪)もダイハツも日産もトヨタも部品が調達できず、一時休業、再開後も残業なしベースとするようだ。デジカメ生産の大分キャノンも一時休業としている。

全国・九州の建築業者は大変に事態に至っている。合板や防音防湿材などが入手困難になっており、既に30%高から50%高になっているようだ。これらの材料により、建築中の集合住宅などを受注している下請けさんの型枠大工さんや内装の大工さんたちは、材料費で真赤々になり、到底、約定価格では身を滅ぼすことにもなりかねない事態となっている。元請のゼネコンも今更、施主に値を上げてくれとは言えず、下請企業は厳しい。
また、戸建屋さんは、材料調達が難しくなっており、材料価格も上がっており、こちらも厳しい。
福岡のどっかの建材屋のように合板などを買占めや無謀な値上げはやめましょう。
 

[ 2011年3月19日 ]
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