アイコン 乃村工藝社/2月期決算 堅い決算続く 店舗内装業者必見

2月期の決算における同社のディスプレイ事業は、
1、<専門店市場分野>
出店が続くファストファッションのほか、金融機関やスポーツブランドショップ、旅行代理店などの店舗内装工事を多数手掛け、売上高は351億42百万円(前期比19.0%増)。

 

2、<百貨店・量販店市場分野>
百貨店の店舗閉鎖や投資規模縮小の影響を受けるなか、首都圏や近畿圏の百貨店におけるリニューアル工事や催事・装飾業務などを手掛け、売上高は62億9百万円(前期比1.4%減)。
3、<複合商業施設市場分野>
駅周辺や空港内の商業施設における新装・改装工事に加え、再開発にともない開業した大型複合商業ビルの空間演出などを手掛け、売上高は82億94百万円(前期比13.6%増)。
4、<広報・販売促進市場分野>
電機メーカーやエネルギー関連企業の展示会のほか、大手化学メーカーによる環境に関する体験施設や住設備関連企業のショールームなどの展示制作を手掛け、売上高は157億61百万円(前期比3.6%増)。
5、<博物館・美術館市場分野>
「東京都水の科学館」や「遠野市立博物館」、「対馬野生生物保護センター」など、科学や歴史、環境、学術関連施設の展示制作や改修工事を手掛け、売上高は76億31百万円(前期比4.5%増)。
6、<余暇施設市場分野>
大型テーマパークや首都近郊の遊園地の環境演出工事のほか、人気キャラクターをテーマとした子供向けアミューズメント施設の展示内装工事などを手掛け、売上高は49億87百万円(前期比8.2%増)。
7、<博覧会・イベント市場分野>
「上海国際博覧会」において日本館の一部を手掛けたほか、岐阜県で開催された「第30回全国豊かな海づくり大会」など、行政や民間企業が主催する各種イベントなどを手掛け、売上高は17億62百万円(前期比68.6%増)。
8、<その他市場分野>
企業再編にともなうサイン工事やオフィス、高速道路のテーマ型サービスエリア、ブライダル施設の環境工事などを手掛け、売上高は82億69百万円(前期比18.0%増)。
 
以上、ディスプレイ事業における売上高は880億59百万円(前期比12.5%増)、営業利益は9億54百万円(前期比48.5%増)。
 なお、同社は2012年2月期の決算予想について、震災の影響が計り知れないとして発表を見送っている。
ただ、震災復興における被害商業施設・公共施設などの改修工事や新規復興施設の内装工事については、トップ企業だけにメリット大と思われる。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年2月期
80,436
845
1,282
407
11年2月期実績
90,105
1,120
1,288
403
11年期/10年期
112.0%
132.5%
100.5%
99.0%
11年2月期
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
 
50,941
20,935
20,873
41.0%

 
[ 2011年3月29日 ]
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