なんか変だぞ 長崎がんばらんば国体 新陸上競技場建設工事の発注(2)
何故1つの競技場を2つの工区に
長崎県の土木部は、長崎がんばらんば国体の新陸上競技場建設工事の発注において、他の県では考えられない1つの競技場を2つに割り、2工区にして発注するという、なんか変な発注の仕方をしている。
当然、地元業者が、工事により多く参加できるようにとの暖かい御心からであるが、今時、緊急性もないにもかかわらず、こうした発注の仕方は全国どこを見渡してもない。
前回も全国の設計会社・ゼネコンから笑われたことがある。諫早市の市庁舎設計で、地元設計事務所がチャンピオン、大手設計会社がその後に付くというおかしなJV発注方法が採用された。諫早市庁舎全体を田舎の設計事務所が設計できるわけではない。当市庁舎は、長崎市の松林建築設計事務所が頭でJV相手に山下設計が付き落札された。当時、全国のゼネコンで笑いものになった。松林建築設計さんは長崎県での官庁工事ではダントツの強さを誇る。
また、こうした長崎方式で、50億円程度の1つの競技場を2工区に分けるという、おかしな発注方式を編み出したのである。
1工区落札業者:清水・西海・長崎土建特定建設工事共同企業体 落札額31億円
2工区落札業者:大林・谷川・野副特定建設工事共同企業体 落札額18億95百万円
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