アイコン 結核菌変異XDR(超多剤耐性結核菌)集団感染 佐賀

佐賀県は15日、佐賀中部保健所管内の民間の医療機関で、薬が効きにくい超多剤耐性結核菌(XDR)による結核の集団感染が発生したと発表。
県の調査では発症者が5人、感染者が5人。発症者のうち2人は既に完治し、2人が治療中。1人は近く治療を受ける。県健康増進課は、接触者健診の結果などから感染の拡大はないとみている。

XDRは、結核治療に使われる薬が効きにくい菌。薬を飲むのをやめたり、飲み忘れたりすると耐性ができるとされる。症状自体は通常の結核とあまり変わらない。
 
県健康増進課によると、佐賀県立病院の好生館(佐賀市水ヶ江1丁目)で、結核治療を受けていた50代男性が06年9月に退院。その後、かかりつけの民間の医療機関に通院していたが、07年6月に同館に再入院してXDR感染者と判明。
 
男性の接触者を健診した結果、08年12月から今年4月までに、かかりつけ民間医療機関での院内感染と家庭内感染による30~40代の男女4人が発症、20~40代の男女5人の感染確認、内 医療従事者7名およびその家族1名。
佐賀県は、厚労省集団感染の定義の同一施設内における10名感染に至ったため発表したとしている。
 

[ 2011年4月18日 ]
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