アイコン 建設・ゼネコンの特許牽制ランキング/パテント・リザルト

建設業界における他社牽制力ランキングは、特許庁の審査官が拒絶査定を下した特許の拒絶理由通知に引用された公報について調査したもので、企業ごとに拒絶した他社特許の件数を集計している。
拒絶理由通知は、ある特許が出願された際に、既に出願されている特許が存在するために新規性や進歩性などの特許要件が認められない場合、先行技術として認知されていることを意味している。

1位:清水建設の最も引用された特許は、「コンクリート柱状体の補強方法」に関する技術で、同特許が引用例となり、積水ハウスや旭化成ホームズなどの特許17件が拒絶査定となっている。
2位:鹿島建設は、「発泡耐火シートの施工方法」に関する特許が最も引用された特許で、同特許が引用例となり積水化学工業の特許などが拒絶査定となっている。
3位:ミサワホームは、「プレハブの設計方法」に関する特許が最も引用された特許で、同特許が引用例となり、三洋電機の特許などが拒絶査定となっている。

同業界で最も引用された特許は、竹中工務店の、「防臭性、防黴性、防汚性に優れた光触媒を用いた建築材料」に関する技術。同特許が引用例となり、TOTOやINAXなど26件の特許が拒絶査定となっている。

 
ゼネコン等
牽制数
出願数
被引用件数
被引用率
1
清水
2,657
9,036
1,852
20.5%
2
鹿島
2,414
7,552
1,718
22.7%
3
ミサワ
1,918
6,969
1,473
21.1%
4
大林
1,909
7,201
1,398
19.4%
5
竹中
1,887
5,542
1,251
22.6%
6
大成
1,853
7,481
1,380
18.4%
7
日立プラントT
1,742
6,879
1,252
18.2%
8
日立ビルS
1,291
6,760
1,059
15.7%
9
富士電機S
1,085
6,191
717
11.6%
10
積水ハウス
1,028
5,326
842
15.8%

牽制数・・・当該企業の保有する特許で、他社が特許申請したと特許が、拒絶査定を受けた特許件数。
特許出願数・・電子化登録された全部~2010年12月まで
被引用件数・・牽制数の項と同じであるが、同一特許で複数の出願特許が拒絶査定されるケースがあり、いくつの特許で拒絶査定した元になった特許件数

[ 2011年4月20日 ]
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