アイコン 北九州銀行 いよいよスタートへ シンボルマークと店舗決定

北九州銀行は10月1日オープンする。北九州銀行は、現山口銀行の九州における支店23店舗を譲り受けスタート、初年度に北九州地区に10店舗新設する計画を打ち出している。

 

新規の北九州銀行を設立して北九州金融戦争に挑むのは山口フィナンシャシャルグループ(山口銀行)。それを迎え撃つのは、福岡組みの西日本シティ銀行と福岡銀行・それに地場の福岡ひびき信金(総資産6,400億円)の3行である。既に戦いは始まっている。

北九州市の公金を扱っているのはみずほ銀行と福岡銀行の2行、北九州市にとってはよそ者である。北九州市にとっても、初めての地場銀行であり、税金も多く払ってくれることから移行することも充分考えられ、親会社の山口銀行もそれを狙っている。

北九州市における現在の貸出シェアーは、西日本銀行と福岡シティ銀行が合併した西日本シティ銀行が第1位(約27%)、2位が福岡銀行(約25%)、3位が山口銀行(約13%)、4位が福岡ひびき信金となっている。

当然、北九州銀行は、地場№1のバンクになる宿命をおび、猛然と営業を仕掛けてくることが見込まれる。それを迎え撃つ西日本シティ銀行や福岡銀行との組織戦となろう。しかし、今ではバンカーはどこの銀行も金太郎飴、戦士はいない。組織戦では、福岡銀行が、福岡や熊本及び長崎の戦いで、これまでにその力を見せ付け優位に立とうが、山口銀行も決して侮れない。
地元唯一の百貨店である井筒屋のカード会社を傘下に納めており、会員数は約30万人。北九州銀行設立準備のインフォメーションコーナーをコレット井筒屋内に設けるなど、北九州市民に対して、井筒屋や地元との一体化戦略を打ち出している。

北九州財界にしても駅前に鎮座していた百貨店「そごう」(破綻閉鎖)、その後財界主導で「玉屋」となったものの行き詰まり、再建のため井筒屋に頼るしかなかった。井筒屋は「コレット井筒屋」として再生させているが、財界にしては井筒屋に対して苦労をかけた。その井筒屋も窮地に陥り、山口銀行は井筒屋のカード会社を買い取るなどして支援してきた経緯がある。福岡組の2行より、距離的にも非常に近い関係となっている。

北九州銀行の店舗は、既存の山口銀行の北九州をはじめとする九州の各支店を北九州銀行に衣替えするほか、北九州経済圏の到津支店(12月、大型商業施設内)、直方支店(11月下旬、イオンモール直方前)、宗像支店(来年3月、赤間駅北口)を新設オープンなど計10店舗新設予定である。

http://www.ymfg.co.jp/news/2011/news_0509a.pdf に掲載されている。

北九州新マーク
 

[ 2011年5月11日 ]
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