アイコン (株)マルテン天満屋の破綻について

破綻企業:(株)マルテン天満屋
所在地:和歌山県日高郡 日高川町 早藤424-1
代表者:福田 要
設 立:平成11年11月
資本金:3,000万円
株 主:福田 要(全株)
従業員:30名
業 種:婦人下着製造
取引銀行:三井住友銀行(船場)、商工中金(大阪)
既存の仕入先:日清紡績、フアスター、モリリン、ヤシロ、シキボウほか(以前の取引企業)
既存の販売先:ワコール、トリンプ、モリリン、千趣会、グンゼ、福助、ディーエイチシーほか
年 商:(平成21年10月期)約6億6,000万円

破綻状況 :5月20日事業停止、事後処理を弁護士に一任して自己破産申請の準備に入る
委任弁護士:渡部一郎弁護士(大阪府大阪市北区堂島1-1-25 新山本ビル4階、渡部一郎法律事務所、電話06-6346-6670)ほか
負債額 :約4億円。

同社は、大阪の南船場で平成11年11月設立された後発の下着メーカー。平成21年4月和歌山県日高川町の誘致企業として鳴り物入りで、同町の中学校跡地を町から賃借して操業開始した。
同社は、機能性下着のサニタリーショーツの生産を主力に、ピーク時には10億円以上の売上高を計上していたが、リーマンショックによる経済不況で、同社が納品していたメーカーが格安な中国へ生産切り替えしたため、同社の売上高は大幅に減少、移転してきた年の10月決算では6億円台まで落ち込み、赤字に。移転にかかわる設備投資費用なども資金繰りの悪化を招き、その後も売上高が回復せず、立直しもできないまま今回の事態に至った。

なお、地元では、従業員の扱いで同社の評判はすこぶる悪かったようだ。同社はリーマンショックの最中に日高川町に移転してきており、当初から売上不振に陥り、経営悪化を招いており、代表が従業員に対してツラク当っていたのであろうか・・・。

誘致企業として紹介された内容

株式会社マルテン天満屋
立地場所:日高郡日高川町早藤字方城424-1(中学校跡地)
敷地面積:3,090㎡(町から賃貸)
進出理由:生産能力の増強、流通事業の一括管理のため
事業内容:婦人・紳士肌着の裁断・縫製及び配送
投資予定額:約1億円
雇用予定:3年間で47名(うち地元雇用44名)
売上見込:2億円
操業開始:平成21年4月1日(予定)

株式会社マルテン天満屋の概要
所在地:大阪市中央区南船場2-12-16 ルグラン心斎橋2F
代表取締役:福田 要
設   立:平成11年
業   種:女性用・紳士用下着の企画・製造・販売
主要取引先:(株)ワコール、トリンプ(株)、グンゼ(株)、福助(株)、(株)千趣会、(株)DHC
資 本 金:1,000万円
売 上 高:10億4,000万円(平成19年度)
従業員数:正社員30名、非正社員2名

写真の真ん中が福田代表、右は町長


 

[ 2011年5月26日 ]
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