アイコン 福岡流通大戦争 水巻の巻 豊田通商/グランドモール7月1日グランドオープンへ

豊田通商は、福岡県北九州市の西隣にある水巻町に、超大型商業施設「グランドモール」(旧名「ヒルトップテラス」)を2009年4月に完成させたものの、入居予定のスーパー「サンリブ」(本社:北九州市)とホームセンター「ダイキ」(本社:松山市)が正式に契約していないとして出店をお断りしたことから、開かずの商業施設となるという大失態を演じた。

その後、岡山の大黒天物産が大型店「ラ・ムー」という激安食品スーパーを、百均のダイソーも大型店をオープンさせ、やっと部分開業に辿り着いた。しかし、広大な建物はまだまだその多くが開いたまま。それでも激安の「ラ・ムー」は地元で人気になり、北九州方面からや、遠く筑豊ナンバーの車両も多く買い物に来ているほどである。
そうしたことから、昨年12月になり、地元№1のホームセンター「ナフコ」やイタリアンの「サイゼリア」が入居、やっと大型商業施設としての陣容が整ってきていた。

 まだまだテナント部分が大きく空いており、新たに衣・食・住の専門店や、ボウリング場、アミューズメント等約60テナントの出店を予定して、来る7月1日グランドオープンさせると同社は発表した。

当商業施設の名称もいつのまにか、縁起が悪かったのか「ヒルトップテラス」から「グランドモール」に変更されていた。担当者の苦労が伺える。

同商業施設のすぐ近くには、イオンのマックスバリュ、食鮮から雑貨・電気製品まで扱うディスカウントショップのルミエールとトライアルがある。
しかし、超大型商業施設のグランドモールがグランドオープンともなれば、周辺地域の客足は、今以上にグランドモールに向けられると思われ、同地域の流通戦争はいっそう激しさを増すものと見られる。
 

[ 2011年5月31日 ]
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