アイコン 東電向け世界最大級の50万kw用ボイラー出荷/三菱重工業長崎 

三菱重工長崎造船所の香焼工場で、世界最大級の火力発電用のボイラーが完成、電力不足を補うために、稼働を急いでいる東京電力の川崎火力発電所に向けて出荷された。
現地では、出荷を前に安全祈願祭が行われ、工事関係者などおよそ90人が航海の安全と設置工事の安全を祈った。

 このボイラーは、火力発電用のガスタービンから発生する熱で蒸気を発生させ、電気をつくるためのもの、高さが36メートル、三菱重工によると、世界最大級の大きさの発電用ボイラーということである。
このボイラーは一昨年の8月、東電から受注、現在、建設中の東電川崎火力発電所、2号機に使われることになっている。
2号機は、当初、再来年2月の稼働を予定していたが、福島第一原発の事故による電力不足を補うために、予定を早め来年中の稼働を目指している。
このボイラーは30日午前長崎造船所を出航、およそ1週間かけて、川崎まで運ばれる。 

 川崎火力発電所2号機の発電量は、一般家庭の120万世帯分に相当する50万キロワット、発電効率は世界トップクラス。
三菱重工長崎造船所では、発電用のボイラーの受注が、国内・海外あわせて27基・およそ3年分の手持残がある。今後、東電の原発事故を受け、国内での需要はさらに高まると予想されている。

 

[ 2011年7月 1日 ]
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