アイコン ルイ・ヴィトン/9月3日岩田屋そばの「レソラ天神ビル」にオープン  福岡流通戦争

0723b.jpgNTT都市開発は、天神の岩田屋本店横に建設中の商業ビル「レソラ天神」(福岡市中央区天神2丁目)に出店する全テナントを発表した。
 
ビル名称:「アーバンネット天神ビル」。
ビル概要 :地下1階・地上9階建て。
延床面積 :1万4,796平方メートル。
地下1階~地上5階を商業ゾーン
地上6階~9階をオフィスゾーン

 

<テナント>
 地下1階~地上3階 :「バーニーズ ニューヨーク福岡店」(約2,730平方メートル)、
1階             :ゴルフ商品専門店「ZOY天神店」(約80平方メートル)、
4階~5階        :ひらまつ(渋谷区)のイタリア料理店「リストランテASO」(約1240平方メートル)
1階~2階        :「ルイ・ヴィトン福岡店」(約810平方メートル)。

 開業日は、「ZOY天神店」「リストランテASO」=9月1日、「ルイ・ヴィトン福岡店」=同3日を予定。「バーニーズ ニューヨーク福岡店」の開業日は未定。

ルイ・ヴィトンは、福岡市と福岡市財界が大枚叩いて建設した博多リバレインの商業施設部分の旧ブランドシティ(現、イニミニマニモ)の中核ブランド店舗であったが、7月末をもって博多リバレインから撤退することが明らかになっていた。
同店舗は、イニミニマニモの中で一番好立地な場所に構えていたが、JR博多シティの開業に伴い博多阪急百貨店や東急ハンズがJR博多シティ入居、すっかり、福岡の人の流れを変えてしまった。そのためルイ・ヴィトンは、天神と博多の狭間で、もう我慢ならんとばかりに天神に引っ越すことになった。

<福岡流通戦争>
天神地区の商業施設は、JR博多シティの3月開業により大きなダメージを受けているものの、商業施設の裾野の広さは比較にならないほど大きく、飽きっぽい博多気質により、天神地区への回帰が始まるものと見られる。昨年にはパルコが進出、来春には天神西通りにはフォーエバー21も進出してくる。そして、天神の今秋の目玉は、「バーニーズ ニューヨーク福岡店」と「ルイ・ヴィトン福岡店」。
一方、天神と博多の狭間で苦戦してきた超大型商業施設のキャナルシティは9月30日、H&M・ZARA・Francfrancなどが入居する第2キャナル(店舗面積12,000㎡)をグランドオープンさせる。
福岡の流通市場は、3月から始まったJR博多シティ一人勝ちの様相から、一転、巻き返しを狙ったニュージャンルの店舗進出が相次ぎ、激しい流通戦争が引き起こされることが予想される。
また、天神地区の百貨店「岩田屋」・「大丸」・「三越」も来春までの大きな天神の動きに乗れなければ、衰退の一途をたどることも予想される。特に三越。
 

[ 2011年7月25日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

※Google・Yahoo japan!・Twitter・ライブドア・はてな・OpenID でログインできます。

コメントする

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
Google サイト内検索