アイコン 中国 味千ラーメン タタキ始まる?/重光産業へ今後影響か?

2000年代に中国国内で店舗を増やし、今や日本のとんこつラーメン店として、中国で絶大な人気を誇る「味千ラーメン」のスープが、「濃縮還元スープ」であることが判明し、中国で波紋が広がっている。
「スープは豚の骨をじっくり煮込んで作っています」と書かれた「とんこつスープ」が、実は「濃縮還元スープ」だったことから、中国国内メディアが疑問を投げかけ、大きな波紋を呼んでいる。
 味千ラーメンは、25日オフィシャルサイト上で「濃縮液を各店舗に配送し、一定の比率で還元している」と発表、疑惑が事実であることを認めた。

更に同サイトなどで「1杯で1,600ミリグラムのカルシウム、肉の10倍、牛乳の4倍」と宣伝、しかし、実際はその3%程度しか含まれていないと指摘され、同社は「濃縮還元の計算ミス」により数値に誤りがあったとして宣伝文句を取り消したりしている。

同社は、濃縮還元スープについて「本物の骨を日本の先進技術で加工」「世界の飲食チェーン業では主流の方法」と説明、店で骨を煮込んでスープを作ると信じていた中国の消費者たちをがっかりさせている。

 メディアからは「低コストのスープを使って高い価格で提供している」と批判的な意見が出ている。
今回の「スープ事件」の影響を受けて、香港市場の味千ラーメン株は25日、8.29%下落して取引を終えている。

以前、上海へ行った時、本家熊本の味千ラーメンの価格と同じ価格であったので、驚き桃の木山椒の木であった。

中国の味千ラーメンは、熊本の味千ラーメン(㈱重光産業:熊本市)のFC店として香港企業。上場もして、店舗展開を加速させている。当然、重光産業は色々な面から売上が立ち、平成21年6月期の売上高は16億59百万円。当然コンサル料なども入り利益率が非常に高くなっている。重光産業にとっては、香港の味千ラーメン様さまである。

日本のラーメン店は、チェーン店では自社工場生産品、濃縮還元品のスープもあり、またスープを専門に作るアリアケ(一斗缶販売、上場企業)などが作る工場生産品を使用したりしている。今や当たり前の世界のようだ。

そのためラーメン好きな私は、そうしたラーメン店へは決して2度と行かない。博多長浜の長浜ラーメン=博多ラーメンは、以前は屋台そばで、大きなドラム缶に豚ガラ・鳥ガラを入れ、グツグツ煮炊いてスープを作っていた。しかし、今や、そうした光景が見られないようになってきている。当然、客も減る。
テレビで行列のできるラーメン店など過度に取り上げられ放映されたため、博多でも価格だけが上がり、一時、ラーメン専門店だらけになった。しかし、今や、美味しい店しか生き残れない状態となっている。
また、博多でもラーメン専門店でなければ、殆ど既成スープを使用している。ちょっと味付けはしているようだが、価格だけはいっちょ前に高い。


 

[ 2011年7月26日 ]
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