アイコン 人工島移転のこども病院 予想通りの九電工G落札 高島君してやったり(1)

高島市長高島君もやってくれるものである。現役のアナウンサーからの福岡市長選への立候補、女性票狙いのこども病院人工島移転再検討を謳って見事市長当選、全国的に知られる北川氏(踊った人)を座長に据えて、再検討の体裁だけは抜かりなくやってのけ、腹案どおりに事を進めてアイランドシティへ。
保守市議会派からの推薦を受けての立候補で当選した高島君、議会保守派が吉田(民主推薦、前市長、御用新聞:西日本新聞の元部長)市長に対して、少数与党で空転続きの議会を動かすことを条件にアイランドシティ移転を議決させた曰くつきのこども病院。

前市長の時に議決済みの移転問題であり、簡単に動かせるものではない。また、そうした高島君の推薦人でもある議会保守派に歯向かえるものでもなく、無用な公費を使用して体裁だけ繕い、元の鞘に納めた。高島君はこの間、青果市場もアイランドシティへの統合移転を決定している。  

高島君(36歳)は、若いことから、少しは期待したがやってることは爺臭く、主体性0、利権都市の烙印まで押させてしまった。高島君は既に福岡市庁舎や市議会のお飾り物に化かしているようだ。

こども病院の入札は、8月22日、今後細かいチェックを受けなくて済むように画作された地方独立行政法人福岡市立病院機構により執行されている。 同事業は、民間の資本や手法を活用するPFI方式を採用。落札業者は、病院の設計・建設のほか、開院後の病院の警備や清掃などの業務を行うというものである。
入札希望業者は、九電工グループ(筆頭:日本管財ほか8社JV)のみ、落札額は約154億52百万円(税込)。政令指定都市で1社しか応募せず、その1社に決定とは前代未聞の快挙。全国の笑いもの?

官庁工事が減る中、海外もカントリーリスクが顕在化、そうした状況下のスーパーゼネコン各社が、1社も応札しないとは当然考えられない。嫌われたものである。

九電のような超大物か大物代議士の傘を被る者が、スーパーゼネコンに牽制したとしか考えられない。

それも、福岡市側は1社だけの入札であっても落札OKと事前変更しての脅威の入札となった。最初から1社しか応札しないのが前提であったかのように・・・。

長崎市民病院の新築PFI事業は、スーパーゼネコンの4社が応札した。ところが、大成・清水・大林が応札したが、ただ鹿島の頭は九電工であった。こども病院の入札実績作りであったことは疑いようもない。長崎市民病院は、清水建設より14億円も高い164億円で大成建設が落札した(市民が裁判を起こしている)。

こうした高機能病院は必要だろうが、官庁の建物が何故高額なのか、公共建物は機能を充足する最低価格の建物で充分ではなかろうか。見栄えや格好が目的とする治療に必要であろうか。1000兆円に迫ろうとしている借金天国の日本の縮図みたいな建物が、今何故必要なのだろうか。国家財政崩壊の危機感0の自治体の集合体が日本ではあるが。
北欧では、公共建物は、機能のみを追及し、最低限の費用で建てられるのが常識、国民意識が当然としている。その違いは・・・。

<落札グループ>
落札したグループ
:日本管財・戸田建設(福岡では・・・)・九電工・山下設計・松本組(松本元復興相関係)・設備保守センター(九電工グループ)・麻生(麻生元首相関係、病院所有)・光洋(横浜の会社・オムツや病院コンビニ)の8社。

<施設概要等>
敷地面積:約35,000平方メートル
建物面積:約9,280平方メートル
延床面積:約27,900平方メートル
6階建、屋上ヘリポート
(6階は津波対策の非常電源装置が設置され、埋立地ならではの建屋内施設・・もったいない)
 病室:260床
 開業:平成26年11月予定(1年かけ設計、1年半かけ建築、半年かけ医療機器等整備)
 維持管理期間:平成26年11月~平成41年11月末
 引渡期間:平成41年12月~平成42年11月末

審査員7名による同グループの評価点数は、合計500点満点で、ライバル不在の価格点は満点パパの250点、品質点は151.02点。
品質点は、100点満点とした場合、60.408点と厳しい内容。
その代表例は、Ⅱ項の「施設計画」の③「患者や家族の視点を踏まえ施設計画上の配慮」(2項目計30点)。

(1)「子どもの特性に配慮した施設計画」(配点20点)、10.86点(100点換算で54.3点)、
(2)「家族をはじめ誰もが使いやすく安全性・快適性の高い施設作り」(配点10点)、5.43点、(100点換算で54.3点)

とても病気の子どもを対象にした家族や患者本位の建物になっているとは考えにくい大人の男目線の施設になっているようである。

[ 2011年8月23日 ]
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