アイコン アメリカ株再度519.83ドル安の大暴落  世界パニックも視野に

10日のNYダウは519.83ドル暴落して10,719.94ドルで終わった。8日にも634.76ドル暴落して10,809.85ドルとなっていたが、9日は419.92ドル反発していた。

 米国家財政の破綻懸念が持たれた債務上限問題、共和党と民主党のツバぜり合いでやっと米国債の発行枠が増加され連邦債務上限問題は解決した(日本とそっくり)。
しかし、それも束の間、ハゲタカ格付会社が5日、米国債の格付けを下げたことから、再び信用不安を引き起こし、10日には金融緩和の延長が発表されたにもかかわらず、ダウ指数は反応せず、先行き経済不安から、519.83ドルも暴落した。

既に下げの原因が、米国の財政問題から経済不安に移行しており、よほど住宅着工や労働力需給などの指数及び企業の業績が好転しない限り、上げる要因は見当たらなくなってきている。
また、イギリスの暴動はアメリカに大きなショックを与えている。それは日本の比ではなく、アメリカに飛び火しないとも言い切れない。そうすれば更にダウは悪化する。(中国ではいっぱい発生しているがすべて隠蔽)

サブプライムローン問題を引き起こしたのもハゲタカ格付会社、今回また、ハゲタカ格付会社が米国債を格下して、暴落の原因を作り、経済不安に拍車をかけている。
 
 大消費国のアメリカの消費が萎縮すれば、最大の対米輸出国である中国がパニックに陥り、そのパニックは世界に拡がる。
景気を動かす巨大なハゲタカ投資家の心理はそう動いていく危険性を孕んでいる。
 
日本もバブル崩壊後、金のバラ撒きを続け、国家財政を実質破綻(国の借金6月末943兆8,096億円)させ今日がある。アメリカはリーマン・ショック後、金融機関の不良債権問題こそ早期解決に走ったが、機軸通貨国である米国家財政はボロボロ状態となった。世情を掴んでいる茶パーティを共和党が握り、不安要素を掻き立て、次期政権は共和党が握ろうと、国家財政が好転することなどない。どっかの国の現状とそっくりさんである。
 

 NYダウ推移  2011    /弗
7月25日
12,592.80
-88.36
26日
12,501.30
-45.19
27日
12,302.55
-198.75
28日
12,240.11
-62.44
29日
12,143.24
-96.87
8月1日
12,132.49
-10.75
2日
11,866.62
-265.87
3日
11,896.44
29.82
4日
11,383.68
-512.76
5日
11,444.61
60.93
8日
10,809.85
-634.76
9日
11,239.77
429.92
10日
10,719.94
-519.83
この間の下げ幅14.9%の1872.86㌦
7月25日から13戦3勝10敗 大幅負け越し

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[ 2011年8月11日 ]
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