アイコン こども病院人工島移転 予想通り九電工G  落第点を付けたX委員(2)

本来なら、入札に敗れたJV関係者からいろいろな情報が入ってくるものであるが、今回は1グループ入札ということで、水面下の情報はなかなか入ってこない。
常日頃から、総合評価制度は、完成談合の巣窟であるという見方をしている記者であるが、今回も大丈夫かなぁという問題に出くわした。
次に掲げるのは、7名いる審査委員のうち、V委員とX委員の評価点数である。それぞれの試算による配点により、下記表の通り比べてみた。

V委員は、ABの高評価点が28項目中、26項目ある。打率9割2分8厘であり、最優秀賞
ところが、X委員は、ABの高評価点項目は0である。V委員のDCFの配点は全くないのに対して、X委員はDCFへの配点が26項目にも及び完全に落第点を付けている。
 
同グループの点数は、合計500点満点で、品質点151.02点、価格点250点(満点パパ)
品質点は、100点満点とした場合、60.408点と厳しい点数の内容になっている。その代表例は、Ⅱ項の施設計画、③患者や家族の視点を踏まえ施設計画上の配慮(2項目計30点)、(1)子どもの特性に配慮した施設計画(配点20点)、10.86点(100点満点で54.3点)
 V委員:C点、X委員:D点
2)家族をはじめ誰もが使いやすく安全性・快適性の高い施設作り(配点10点)、5.43点
100点満点で54.3点)、V委員:B点、X委員:E点
 
とても子どもを対象にした患者や親御さん本位の建物になっているとは考えにくい施設になっているようである。
 
もしも、V委員が、しがらみや息のかかった医療関係者であり、また市の関係者であり、X委員がしがらみに関係していない医療関係者であった場合、税金を投入して、利用する市民の立場ならば、どちらの評価点を優先するだろうか。何故、こうも大きな違いが生じているのか検証する必要があろう。
 
日本管財・九電工グループは、こうした点数で落札しており、当然、X委員の低評価の対策は、殆どの項目に至り、工事も伴うことから講じられない。

28細目 
試算配点
V委員
試算配点
X委員
試算配点
5
11
55
0
-
4
15
60
0
-
3
2
6
2
6
2
0
 -
13
26
1
0
-
5
5
0
0
-
8
-
28細目点
 
 
121
 
37

ABCの配点ランクは審査会、試算配点は記者が分かりやすくするため配点している。
試算配点による:A(5点)×28項目=140点満点、100点満点に変換すれば、V委員は86.4点で優秀合格点、一方、X委員は26.4点の落第点を付けている。
 
<審査委員の方々>
一応 学識経験者と呼ばれる方々・・・教授の先生方は実務能力がないことが最大の欠点

審査員7名の方々
山内弘隆
一橋大、商学研究科教授
佐藤 優
九大、芸術工学教授
尾首睦美
前、福大、医学部看護教授
中山茂樹
千葉大、工学部教授
舟谷文男
八幡総合病院センター長
細谷亮太
聖路加病院副院長兼聖路加大教授
福重淳一郎
福岡市立こども病院院長
採点はこの7名がそれぞれ配点した合計点が用いられている。

[ 2011年8月24日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

※Google・Yahoo japan!・Twitter・ライブドア・はてな・OpenID でログインできます。

コメントする

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
Google サイト内検索