アイコン 米国債を格下げしたS&Pの社長更迭/親会社

米大手格付会社で唯一、米国債の格下げをはかったスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の親会社マグロウヒルは22日、S&Pのデブン・シャーマ社長(55)の退任を発表した。理由は一切明らかにされていないが首である。
米政府のしっぺ返しで、同社は、住宅ローン担保証券の格付判断について米司法省の調査を受けていたことが発覚するなど、苦境が続いている。
後任の社長には現シティバンク最高業務執行責任者(COO)のダグラス・ピーターソン氏(53)が就任する。

デブン・シャーマ社長は、自分の名を売りたかったのであろうが、住宅ローン担保証券の格付に問題ありと指摘されたら、リーマン・ショックの前には金で、サブプライムローン担保証券の格付けを異常に高く設定、こうしたサブプライムローンに破綻事故多発の異常が生じてくると格下げしてサブプライムローン問題は、リーマン・ショックへと発展していった。そうしたいわく付きの住宅ローン担保証券の格付けが、今になっても問題ありと指摘されたら、投資家の信用をなくすどころか、同社も耐えられものとなろう。

同社の米国債の格下げにより、米国の株式市場全体の時価総額が数十兆円も失われたといわれ、市場からも既に煙たがられている。アメリカでは、親会社の経営者に気に入られなかったら簡単に社長の首は飛ぶ。

[ 2011年8月26日 ]
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