アイコン (株)クリエート九州(粕屋町)/自己破産申請

建機リースの(株)クリエート九州(福岡県粕屋郡久山町久原3238、代表:宮崎邦夫)は8月2日負債額約14億円を抱え事業停止、事後処理を大坪知弘弁護士(電話092-781-4148)に一任して8月25日、福岡地方裁判所に自己破産申請した。

既報分
 (株)クリエート九州は、平成15年2月に(株)レンタジアから福岡地区の事業を継承して設立された会社(同時に(株)レンタジアも(株)インターリースに社名変更している)。
 (株)クリエート九州は、大手道路舗装や土木事業のゼネコン向けに舗装機械・掘削機械などのリースを得意とし、平成21年4月期には約11億円の売上高を計上していた。しかし、道路改修工事も含め官庁工事は減少するばかりであり、翌平成22年4月期には、約10億円まで売上高が減少、競争激化で収益性も損なわれていた。
最近は、3月11日に発生した東日本大震災の影響から、公共工事の予算執行が見直された結果、更に受注減少、元々借入依存体質であったため、資金繰りに窮し今回の事態に至った。

 旧レンタジアは、上述のとおり(株)インターリース(長崎県諫早市)に社名変更され、親会社の雄大産業とともに会社更生法の適用申請を行い、現在は第3者に譲渡されている。

(株)インターリースなどの雄大産業グループの経営破綻は、平成21年2月IHIの子会社と循環取引していたことが発覚したことによる。しかし、その後雄大産業が会社更生法による再建を裁判所から却下されたため、(株)インターリースは第3者に事業譲渡された。

<同業者見解>
同社の設立に当っては、レンタジア福岡の所長であった宮崎氏が、雄大産業の資本参加を得て独立した。しかし、雄大産業が破綻する前であり、負の遺産もそのまま引き継ぎ、当初から資金繰りは楽ではなかったようだ。
 最近ではレンタル用の機械を売却して資金繰りを行い、新たに・・忠建機などから新しい機械を購入してレンタルしており、採算はことのほか悪化していた。それも競争から、安値受注が慣行化、経営破綻は目に見えていたと述べている。

[ 2011年8月26日 ]
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