アイコン 熊大ベンチャーのトランスジェニック/中国でGANPRマウス技術の特許成立

遺伝子破壊マウス及び抗体製品の開発・製造・販売を行っているトランスジェニック(熊本市)の基幹技術「高親和性抗体作製技術―GANPRマウス技術に関連する基本特許が、中国において成立した(特許番号ZL200710193915.9)。

このたび中国で成立した特許は、熊本大学大学院生命科学研究部 教授 阪口薫雄らにより発明された本技術を広くカバーする特許である。なお、本技術に関する特許は、すでに中国で一部成立しているほか、米国、欧州、日本、オーストラリア、韓国で成立している。
同社は、GANPRマウス技術を用いて得られた成果を研究用試薬として販売するほか、バイオマーカー(大腸癌、膵癌、肺癌マーカーなど)として診断薬開発や、抗体医薬を開発している製薬企業への本技術のライセンスビジネスを展開している。

◆参考 :GANPRマウス技術
GANP(Germinal Center Associated Nuclear Protein)とは、熊本大学 阪口薫雄教授らにより発見された遺伝子で、抗体を産生するB細胞で発現している。
GANPRマウス技術とは、このGANP 遺伝子を過剰に発現させたGANP Rマウスを用いて抗体を作製する技術。GANPRマウスで得られる抗体は、親和性や特異性の高いことが特徴で、診断薬や抗体医薬の開発への展開が可能である。

九大も上場企業の1つや2つ作り頑張れや。
 

[ 2011年9月13日 ]
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