アイコン 九州の景気 生産活動を上方修正/九州経済産業局

九州経済産業局は、九州の企業の生産活動を示す、ことし7月の鉱工業生産指数は、引き続き自動車の生産が伸びていることなどから、震災前の水準を上回り、「生産は持ち直している」として判断を上方修正した。
九州経済産業局によると、九州7県のことし7月の鉱工業生産指数は、平成17年を100とした指数で108となり、前の月より4%上昇した。
これは、震災前のことし2月の、105.6よりも高くなり、九州の製造業では震災の影響がほぼ無くなったことを示している。

業種別では、▼引き続き自動車の生産が好調な「輸送機械」が前の月より12%増加したほか、▼液晶パネルの製造装置などが増えたことから「一般機械」も11%増加しました。

<17業種のうち10業種が上方修正>
7月は、九州の17の業種のうち10の業種で生産が増えたことから九州経済産業局は、「生産は持ち直している」として2ヶ月ぶりに判断を上方修正した。
一方、先行きについては、円高やアメリカ経済への懸念など「国内外の需要に不透明感がある」として警戒感を示している。

 

トヨタ・日産・ダイハツの生産工場がある九州の自動車生産は、肝心の電子制御装置が震災で工場が壊れストップしたものの、その後生産は開始され、徐々に以前の生産能力に回復してきていることから、生産拡大となっている。
一方、九州に工場をいっぱい持つシリコンウェハのSUMCOの展望は暗く、集積回路等電子機器関連生産は今後落ち込むものと思われる。

 

[ 2011年9月 8日 ]
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