(株)越屋/事業停止
医療機器販売の(株)越屋(石川県金沢市鞍月5-150、代表:川野正裕)は9月9日事業停止、事後処理を粟田真人弁護士(電話076-264-0093)に一任した。負債額は約14億円が見込まれる。
同社は昭和23年8月創業の医療器具の卸販売会社。北陸3県に地盤を有し、整形外科用の機器をはじめ、病院設備機器全般を取り扱っていた。
以前は35億円以上の売上高を計上していたが、内紛により生じた前代表への高額な退職金支払いや競争激化による売上の減少により、平成22年9月期の年売上高は約28億円まで下げ、経営は下り坂になっていた。
そうしたなか、再度内紛から、役員たちが社員を大量に引き連れ、独立したことから事業継続困難となり、今回の措置となった。
内紛の内容がどうであれ、出て行った役員たちは信用を失墜させており、出た先でまた内紛が生じ、成功することはなかろう。
[ 2011年9月12日 ]
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