アイコン 福岡県の地価19年連続下落 /都心部新幹線開通で上昇 4地点で国内最多

福岡県が行ったことしの地価調査の結果が発表され、県内の土地の平均価格は19年連続で下がりした。

福岡県の地価調査
 
2010年7月1日
2011年7月1日
継続調査地数
898
899
上昇
0
5
 
 
0.6%
横這
8
25
 
0.9%
2.8%
下落
890
869
 
99.1%
96.7%

一方、福岡市内の一部では地価が上昇に転じ、九州新幹線が全線開業したJR博多駅の近くの商業地では全国2位の上昇率した。
福岡県が、7月1日現在で調査した県内の土地の価格は、1平方メートルあたりの平均で8万600円、去年より▲3.1%下がり、19年連続の値下がりしている。
しかし、去年の下落率より0.4ポイント縮小している。
このうち商業地は、1平方メートルあたり、平均で20万6,100円となり、去年より▲4.1%下落したが、下落率は0.8ポイント縮小している。

また住宅地は、1平方メートルあたり、平均で4万5,800円となり、去年を2.7%下回り、下落率は0.2ポイント縮小しました。
県内で最も価格が高いのは、商業地が福岡市中央区天神1丁目にある「天神木村家ビル」の1平方メートル335万円で、去年から横ばいでした。
住宅地で最も高いのは「福岡市早良区百道浜4丁目」の1平方メートルあたり25万5,000円で昨年と横這いとなっている。(福岡では、大濠や浄水通が高いと思われるが事例がないのであろうか)

また、今回の調査では福岡市内の商業地で4ヶ所、住宅地で1ヶ所、地価が上昇に転じている。このうちJR博多駅東の「花村ビル」では1平方メートルあたり178万円となり、去年より4.7%の上昇と商業地では全国で2番目の上昇率となっている。
今年3月の九州新幹線の全線開業やJR博多シティの開店効果でビルや土地への需要が高まったためである。
 
 新しい店の出店計画が、相次ぐ天神西通りの「プラッツ天神」も、1平方メートルあたり305万円(坪当たり1,008万円・・・現実これでは手に入らない)と3.4%上昇している。
 
 
★商業地では上昇率の大きい全国10地点のうち4地点を福岡市内が占めている。

県内の主な都市の1平方メートルあたりの地価平均。
・福岡市は商業地が58万6700円で▲2.9%の値下がり、住宅地が10万7,200円で▲1.7%の値下がり。

・北九州市は商業地が14万8,900円で▲4.4%の値下がり、住宅地は6万700円で下落率は▲3%でした。


・久留米市は商業地が9万4,400円で▲6.3%の値下がり、住宅地が4万400円で▲3.5%の値下がり。


・飯塚市は商業地が4万1,700円で▲5.3%の値下がり、住宅地が2万2,400円で下落率は▲3.3%。

飯塚市以外では下落率はいずれも縮小している。

新幹線開通効果で一部の不動産は値上がりしているが、先般掲載した8月のオフィスの賃料でもわかる通り、下落幅は縮小しているもののまだ下落している。

 

福岡市とゅ要調査地点の地価動向/円
調査地点
所在地
平方m当たり
前年変動率
天神木村屋ビル
天神1丁目
3,350,000
0.0
プラッツ天神
天神2丁目
3,050,000
3.4
福酒ビル
渡辺通4丁目
2,050,000
-2.4
花村ビル
博多駅東1丁目
1,780,000
4.7
あいおい損保ビル
大名2丁目
1,600,000
-5.9
ミーナ天神
天神4丁目
1,500,000
-6.8

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[ 2011年9月21日 ]
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