兼松日産農林/プレカット事業から撤退へ
同社は、平成23年9月28日開催の取締役会において、平成24年3月31日をもって、プレカット事業から撤退することについて決議した。
1、事業廃止の理由
同社木材加工事業セグメントの一部であるプレカット事業は、平成2年より仙台事業所(宮城県黒川郡大衡村)にて生産していたが、近年の業績は新設住宅着工戸数の減少、大規模プレカット工場の台頭による競業激化や製造設備の老朽化に伴う作業効率の低下等で連続赤字の状況となっている。
また、本年3月11日に発生した東日本大震災ではプレカット製造設備の被害は軽微であったものの、津波により仙台埠頭の外部営業倉庫に委託保管していた原材料に多大な損失が発生した。
4月以降プレカット部の製造は再開しているが、今後も厳しい事業環境が続くものと予想され、本事業年度末までに当該事業から撤退することを決定した。
なお、仙台事業所は現在併存している保存木材部の東北工場として木材防腐・防蟻処理事業に全面活用していく。
2.廃止事業の概要
プレカット事業の内容
事業内容:住宅部材のプレカット加工・販売
住所:宮城県黒川郡大衡村大瓜字平場23-126
売上高:1,409百万円(平成23年3月期)
営業利益:△69百万円(平成23年3月期)
関連従業員:34名(平成23年8月末 嘱託・パート含む)
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
コメントする