乃村工藝社/2月期中間期発表 通期では利益増予想
同社を取り巻く環境は、顧客企業における設備投資や広告宣伝費は総じて抑制傾向が続いており、予断を許さない状況となっている。こうしたなか、同社は、震災による被災エリアを中心とした顧客の復興支援に取り組むとともに、市場の変化への対応力の強化、ならびにコスト管理の徹底と固定費の抑制による収益構造の改善を継続して進めている。
売上面は、震災の影響により予定されていたプロジェクトに延期や中止が生じた広報・販売促進市場が、減少しが、「名古屋市科学館」の引渡しが寄与した博物館・美術館市場のほか、駅周辺の商業施設におけるリニューアルや空港内の環境演出を手掛けた複合商業施設市場が、堅調に推移したことなどにより、前年同期並みの実績を
残すことができた。
利益面は、販売管理費の削減などにより、営業損益、経常損益ともに前年同期より収支が改善した。また、過年度給料手当などの特別損失4億65百万円を計上したが、受取保険金などの特別利益3億17百万円を計上したことに加え、前期は一部子会社において繰延税金資産の取崩しがあったことなどから、四半期純損益についても、前年同期より収支が改善したとしている。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
11年2月期第2四半期 | 40,782 | -250 | -152 | -354 |
12年2月期第2四半期 | 39,963 | -132 | -96 | -252 |
前年同期比 | 98.0% | |||
12年2月期通期予想 | 88,000 | 1,200 | 1,300 | 650 |
11年2月期実績 | 90,105 | 1,120 | 1,288 | 403 |
10年2月期実績 | 80,436 | 845 | 1,282 | 407 |
通期予想/前期比 | 97.7% | 107.1% | 100.9% | 161.3% |
名古屋市科学館
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