アイコン (株)エス・オーインク/自己破産へ

衣料品製造の(株)エス・オーインク(東京都渋谷区桜丘町22-14、代表:朝倉亨)は9月29日事業停止、事後処理を浅野健太郎弁護士(電話03-3568-8585)ほかに一任して、自己破産申請の準備に入った。
同社は、平成11年2月設立されたメンズカジュアル衣料の百貨店・専門店などへのOEM製造業者。秋田県に縫製工場がある。
 ところが、東京特捜が9月15日、コンサルティング会社役員らの入れ智恵で朝倉社長が、東日本大震災の被災者向けの融資制度を悪用して、金融機関2行から1億1,000万円の融資をだまし取ったとして逮捕していた。

9月15日の産経ニュース
東日本大震災で被害を受けた中小企業が融資を受けるための「東日本大震災復興緊急保証」制度などを悪用し、虚偽の決算報告書を提出して融資を引き出すよう経営者に指南したとして、東京地検特捜部は15日、詐欺の疑いで、経営コンサルタント会社「財務営業パートナーズ」役員、佐藤真言容疑者(38)=東京都渋谷区=ら3人を逮捕した。
 特捜部は15日朝から、関係先を家宅捜索。詐欺には複数の中小企業が関与していたとみられ、特捜部は事件の全容解明を急ぐ。
 他に逮捕されたのは、衣料品会社「エス・オーインク」役員、朝倉亨容疑者(47)=同=と、輸入品販売会社「スカーラ」役員、伊藤幸治郎容疑者(63)=世田谷区。
 調べによると、佐藤容疑者は朝倉容疑者と共謀し緊急保証制度を悪用。エス・オーインクの経常損失が1億200万円であることを知りながら、5月に経常利益が2300万円とする虚偽の決算報告書を2つの金融機関に提出し、それぞれの銀行から計約1億円をだまし取った疑いが持たれている。
 震災を受けて、経済産業省は5月、中小企業が1つの金融機関から無担保で最大8000万円の融資を受けるための制度を設置していた。
 また佐藤容疑者は伊藤容疑者と共謀し、経産省の「景気対応緊急保証制度」も悪用。22年5月、企業業績を偽った決算書類などを作成し、金融機関から約3千万円の融資を引き出した疑いもある
 

[ 2011年9月30日 ]
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