アイコン タイ大洪水第3弾 被害・被災の日本企業一覧(上場) 首都も危い

<なんらか洪水被害にあっている日本企業>

ミネベア、日東電工、日東工器、OKI、HOYA、味の素、日本ハム、加賀電子、帝國通信工業、パイオニア、日本電産、日本レヂボン、ニコン、フジクラ、日本ハム、アビックヤマダ、ジーテクト、ケーヒン、エイチワン、日本化学産業、タイガースポリマー、テイ・エステック、平河ヒューテック、ヨシタケ、丸順、テクニカル電子、芝浦電子、住友倉庫、昭和電工、ホンダ、パナソニック、住友金属工業(以上32社、表明分のみ)。

<生産調整中の日本企業>

直接被害はないものの部品がサプライヤーから供給ストップしたりしている現地生産工場企業は、トヨタ、三菱自動車、日産自動車、マツダ、ソニー、クボタ、東芝セミコンなど。操業を一時停止したり、生産調整をしいられている。 

ファミリーマートはタイ国に659店舗展開中、水害で20店舗を一時閉鎖している。
セブンイレブンは調査中としている(12日現在)。

上記被災工場は次の工業団地にある
アユタヤ県のサハラタナナコン工業団地
アユタヤ県のロジャナ工業団地
アユタヤ県のハイテック工業団地
パトゥムタニ県のナワナコン工業団地

上場企業以外にも多くの企業が、こうした工業団地に進出している。特にタイに生産工場を持つトヨタ・ホンダ・日産・三菱自・マツダ・ソニー向けに部品供給している企業も当地へ工場進出しており、甚大なる被害を受けている会社もある。

当大洪水は、50年に一度とされており、工業団地ですら水深が深いところでは5メートルにも達しているという。

ロジャナ工業団地などは行政当局から立ち入り禁止措置が取られており、日本企業にあっては、被害の状況すら把握できない状態である。
この大洪水の恐ろしさは、タイ国東北部の山間部で降っている雨によるもので、今5月から断続的に大雨が降り、徐々に洪水域が拡大していることにある。雨量は段々少なくなっているというが乾季(11月)に入るまで予断を許さない状態が続く。

タイ政府は10日、北部のダムから放水された大量の水が、首都バンコクを流れるチャオプラヤ川を下り16~18日にかけ、海抜2メートルのバンコクに到着、時期が高潮と重なるため、洪水の危険が最も高まるとして警戒を呼びかけている。
特にバンコク東部のノンジョーク、ミンブリ、クロンサームワー、ラークラバンの4つの区について懸念を示している。ラークラバン区はスワンナプーム国際空港に隣接している。
バンコク都庁は、洪水リスクの高い都内13区15ヶ所を発表している。在留邦人が多く居住しているワタナー区、ディンデン区、チャトゥチャック区、プラカノン区などが含まれている。


  タイ 洪水

<外務省>
2011年10月07日に発表した「タイの大洪水」について
タイ:北部・中部地域及びバンコク都における豪雨・洪水被害に関する注意喚起
(本情報は2011年10月12日現在有効)

1.報道等によれば、7月以来続いている豪雨によりタイ北部・中部の広い地域において河川の氾濫、土砂災害、冠水被害等が発生しており、10月6日現在で200人以上の死者が出ている模様。
同地域では今後もまとまった降雨が予想されており、特にアユタヤ県内においてチャオプラヤー川及びノイ川の増水に伴う洪水被害が更に大きくなる危険性がある。

2.また、バンコク都内においても、チャオプラヤー川及び運河の水位が上昇しており、川沿いの地域においては一部冠水被害も発生している。

3.続く降雨により洪水被害等が発生しているタイ北部・中部地域、特にアユタヤ県内への渡航を計画されている方は、現地の気象及び水害の状況等の情報収集・把握に努め、予報や警報にも留意しつつ、日程・移動経路又は訪問地を変更したり、不要・不急の渡航・移動を控えるなど、災害や不測の事故に巻き込まれないよう、行動予定を慎重に検討してください。また、同地域に滞在されている方は、最新の情報を収集し、災害に備え、懐中電灯・携帯用ラジオ等を手元に置いておくほか、飲料水・食糧を備蓄し、家族等に緊急の連絡先を知らせ、事前に避難場所を確認するとともに、必要な場合には安全な場所で待避する等の安全対策を講じてください。なお、バンコク都への渡航・滞在を予定されている方及び滞在中の方も、チャオプラヤー川その他の河川・運河等の増水及び冠水に十分注意するとともに、今後の気象情報に十分留意し、安全確保に努めてください。

4.万一災害に巻き込まれた場合は、タイ政府の指示等に従って安全確保に努めるとともに、日本の留守家族及び最寄りの日本国大使館又は総領事館(下記連絡先)まで連絡してください。

(問い合わせ先)
○外務省領事局海外邦人安全課
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○在タイ日本国大使館
 住所:177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
 電話:(市外局番02)207-8500又は696-3000
    国外からは(国番号66)-2-207-8500又は696-3000
 

[ 2011年10月13日 ]
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